「内航海運新聞」ニューストピックス

平成13年(2001年)12月3日付け 第1726号 
【1面】 ・第3回次世代内航海運懇談会で「行政の取り組み課題案」
 が出る
  
市場原理・自己責任で内航二法の抜本的見直しを提示
  適正船腹量、最高限度量は廃止、オペレーターとオーナ
  ーの事業区分撤廃を盛る
・用船料スケールへの支援を要望
  
小谷内航総連会長、参入規制緩和による懸念も表明
・「社説」崩壊させるな暫定措置事業(下)
  
当面は900億円の確保が目標
・11月期解撤等交付金交付申請状況(11月29日現在)
  
貨物船50隻、油送船4隻が申請
【2面】 内航海運行政の取り組むべき課題について(案)
  
=健全かつ自由な事業活動を促す市場環境の整備=
  
1.基本的な考え方
  2.事業展開の多様化、新規参入等競争の促進
  3.市場機能の整備
  4.輸送の安全の確保
  5.実施スケジュール等

・船整協の既往金利軽減措置を第2次補正で扇国土交通
 大臣らに陳情
  
金利4%の全船舶に通年で要望
・経済産業省・環境省、モーダルシフトを積極推進
  
京都議定書の締結で対応
・資源利用センターが13日に石巻向け建設発生土海上移
 送業務で入札
・セメント協会の2000年度セメント船保有隻数
  
162隻で4年前より13隻減
・「えひめ丸」の代替船を新来島どっくが落札
・ブルーハイウェイライン西日本が今年度中に営業停止へ
【3面】 ・物流連、「モーダルシフトフォーラム2001in中部」を開催
  
モーダルシフト進展への方策を探る
  環境や少子高齢化で必要性増す
 
 =岡田教授が「可能性と限界」で基調講演=
   
物流結節点の近代化は有効
・パネルディスカッション
  
荷主は船舶・鉄道の利用メリットを望む
   
奥田實嗣INAX物流業務課課長
   小西俊次トヨタ自動車物流企画部主査
   鈴木淳雄西濃運輸常務取締役
   杉山義郎フジトランスコーポレーション取締役国内物流部長
   米本亮一日本貨物鉄道常務取締役
【4面】 ・物流業における安全問題で基調講演とパネルディス カッ
 ション(下)
  
パネルディスカッション
   
松本忠雄花王ロジスティクス部門総括取締役
   坂本勲夫味の素物流会長

・日本殉職船員顕彰会が内航船員の乗船中の死亡事故を
 調査
  
5年間で205名が死亡、職務外の海中転落が48%も
・国土交通省、交通政策審議会が第2回港湾分科会で青森
 港の港湾計画改訂などを答申
  
常陸那珂港と横須賀港は港湾計画を一部変更
・日本港運協会が辰巳ロジスティクスの入会を承認
・9月の日中間のコンテナ貨物輸送実績
・韓国の高麗海運が富山、金沢に寄港
【5面】 ・海上保安庁の東京湾船舶交通体系委員会が航行環境に
 関するアンケート調査を実施へ
  
12ノット制限緩和のメリットとデメリットなどを設問
・全ト協が適正運賃収受運動を全国展開
  
行政や荷主に積極的に働きかけ
・国交省港湾局が長周期波の検討会を開催(11月14日)
・新潟鐵工所が会社更生手続き開始を申し立て(11月27日)
  
負債総額は約2270億円
・中海連などか第2回21世紀の活力ある内航海運を考える
 会を開催
  
澤喜司郎、小瀬邦治両教授がそれぞれ講演
・内航タンカー組合が「海へ」のリーフレットを作成
 
 タンカー船員の確保の一環で
・ビルジ処理費用を大幅に削減
  
アルファ・ラバルの新型遠心式油清浄機
・港湾労使がセーフティネット構築協議会で調印
  
内航船も日曜荷役が可能に
・マリンエキスプレスが那智勝浦と高知に寄港
  
来年4月から川崎/日向・宮崎間就航の「パシフィックエキス
  プレス」と「フェニックスエキスプレス」の寄港で週3便
・内航企業の中間決算
  
センコー 前期赤字から12億円利益を確保
  第一中央汽船 中間純利益10億円を確保
  エヌケーケー物流 売上げ291億円、10.7%増
  商船三井 フェリー売上げは前期比10%減
・ドコモ・センツウが本社事務所移転
・高知シーラインが大阪南港/甲浦/足摺航路を休止
【6面】 ・油送船市況は減産やテロの影響で輸送需要減
  
昨年の冬場とは大きく様変わり
・資金管理方法の適正化の条件等で大久保国内貨物課長
 がコメント
  
14年度予算要求で努力するも、業界も自己調達拡大を
・財務省条件などを3地方海運組合連合会理事会協議
  
不満続出で条件付きも正副会長に一任
  12月6日の全海運理事会が注目
・10〜12月期の燃料油価格交渉
  
原油値下がりで船社側が2000円以上の値下げ要求
・公取委・経産省、一方的な下請代金の決定禁止
  
親事業者などに遵守を要請
・川崎近海汽船が記念割引キャンペーンを企画
 
 シルバークィーンが1万航海を達成
  28年間で270万人の旅客を輸送