「内航海運新聞」ニューストピックス

平成14年(2002年)4月1日付け 第1742号 
【1面】 ・新年度用船料の値下げ交渉始まる、正念場を迎えたオー
 ナー経営
  
船主に対抗手段の動きも
・全内船理事会、赤字増大防止策で係船検討委員会を設置
  
不況対策として内航総連に提案へ
・真木全内船副会長が用船料の採算割れをアピール
・1〜3月期の内航燃料油価格交渉、A重油2900円値下げ
 の31900円で決着
  
C重油は3350円下げの21900円
・近海郵船、日本海航路の進出計画を発表
  
6月から2隻週4便体制で、11月には新造船を投入し3隻
  でデイリーでサービス
・内航春闘は今週が大詰めで
  
3月31日に協約失効を確認し引き続き交渉継続
・内航総連、平成14年度4月期建造等認定申請を受付開始
【2面】 ・政府、地球温暖化対策推進大綱を決定
  
運輸部門のCO2排出量、海運・物流関係は910万トン
  内航の輸送分担率44%台を目指す
・元請運送企業の集約・合併で「再編後の経営改革を聞く」
  
住友金属物流 “和の結集”で効果を発揮へ
・内航タンカースケール2002、6500航路に拡充 
  
日本海運集会所が2002年度版を4月1日から発売開始
・川崎近海汽船4月1日付人事異動
  
取締役の委嘱業務一部変更、昇格人事および人事異動
・川崎近海汽船がシルバークィーンの八戸/苫小牧航路で
 ウェルカムキャンペーンを実施
・上野トランステック役員人事(3月25日付)
  
海運カンパニー内航石油グループマネージャー・℮-TDS
  推進グループマネージャーに小山俊治氏
・昭和油槽船が統合・合併で函館事務所新設および組織変更
 (4月1日付)
・製紙連合会の4〜6月期の紙出荷予測
  
不需要期を脱し紙・板紙ともやや増加と予想
【3面】 ・週刊ダイヤモンド誌の産業レポート「内航は高コスト体質」へ
 の反論
  
実態無知の外航運賃との比較
・週刊ダイヤモンド・産業レポートの「内航海運業界再編の行
 方」の要旨
・海上保安庁が4月1日から灯台等の光度および光達距離を
 国際基準で表示へ
【4面】 ・地球温暖化対策推進大綱(抜粋)
 
第1 地球温暖化対策推進大綱のみなお知り背景と意義
 第4 6%削減約束の達成に向けた地球温暖化対策の推進
・第19回日中民間海運会議、日本側は港湾料金の値上げを
 批判、中国側は通関業務制限の撤廃求める
・大型カーフェリー春闘、3月20日の第3回交渉
  
船社側が内航RORO船との競合で採算性を圧迫と主張
・内航総連の外部委員会委員(3月7日付)
【5面】 ・海上通信の高度化に関する調査・研究会が「どうなる? どう
 する? これからの海上インターネット!」で講演会
  
安田明生・東京商船大学教授が「船舶通信の展開につい
  て」基調講演
  これからの海上通信のあり方で5氏が論議
   生田陽一・エムオーマリンコンサルティング海洋技術部課長
   岡田一泰・NTTサテライトコミュニケーション営業推進部担当部長
   高橋瞬二・マリンフォネット技術担当部長
   千葉栄治・KDDエムサット取締役衛星技術部長
   鈴木治助・鳥羽商船高等専門学校助教授

・日本船主協会が環境セミナーを開催(3月20日)
  
「モーダルシフトはかけ声だけでは終わらせない」と大野
  裕夫・国土交通省総合政策局環境・海洋課長が講演
  スーパーエコシップは内航海運最後の復権に
・海外売船市況、売り物が多く価格は軟化
  
タンカーは特に値下がりが著しい
・全日本トラック協会の海上コンテナ部会が荷主懇談会
  
海外生産の活発化で逆輸入が増加
  塩畑英成・日通総合研究所常務が2001・2001年度の
  経済と貨物輸送の見通しについて講演
・中国塗料、30か月対応の内航船用錫フリー加水分解型
 船底防汚塗料「シーフロンティア」を新発売  

・港湾春闘、労働側は業界側の回答に不満(3月27日)
  
4月4日に具体的回答を示し決着を図る
・日鐵物流、花立祐次氏を九州支店営業部長を参与に委嘱
・栗林商船が船舶関連部門の部課名を変更
【6面】 ・3月期解撤等交付金交付申請量は82隻、約12万対象トン
 に(3月28日現在)
 
 最終的には100隻突破は確実で資金確保問題が再浮上
・国土交通省の第5回次世代内航海運懇談会で小谷会長が
 標準運賃などの必要性を強調
  
暫定措置事業の早期終了問題にも意見集中
・国土交通省の国土交通月例経済で国内貨物輸送量は実質
 GDPと連動と分析
  
交通と社会経済指標の関連性についての一考察で
・海上保安庁の港湾EDIシステムが4月1日から開始
  
入出港届と係留施設使用届を全特定港で受け付け
・玉野海運支局が任意ISMで日生船舶安全管理協同組合に
 IDOC(仮適合認定書)取得を公表
  
組合形態での取得は初めてのケース
・大型カーフェリー春闘が妥結(3月27日)
  
経験加給4180円、労使申し入れは取り下げ
・運輸事業団の13年度船主決定は前年度同様の26隻か

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