「内航海運新聞」ニューストピックス

平成15年(2003年)1月27日付け 第1783号
【1面】 ・内タン船主部会の運賃改善運動、1月21日の運営会議はオ
 ペレーター側と協議決裂
  
運賃・用船料は各社間での交渉を主張
   
船主側は実力行使の検討へ
・社説「運送業者は適正運賃の収受に全精力を」
  
軸足を荷主から船主側に
・1月22日に3組合船主部会が合同協議
  
内タン船主部会の行動を精神的に全面支援
   
一致団結で毎月意見交換へ
・荷主側は抗議停船に懸念を示す
  
極端な行動は船主にしっぺがえしのおそれも
【2面】 ・トラック輸送の環境・安全問題で内航船社に追い風吹くか
  
車両総重量トン制限、ディーゼル車条例規制などでモーダ
  ルシフトに弾みを期待
   
トレーラー車の重量トン制限
   速度抑制装置(スピードリミッタ)の装着義務付け
   ディーゼル車規制と各自治体の条例
   内航船舶からの温室効果ガス排出にも規制の動き

・主な内航企業トップの年頭の辞
 「高いハードルを目標に」
  
大島光夫・エヌケーケー物流社長
 「ニーズに的確な対応」
  
秋永陽太郎・商船三井フェリー社長
 「物流のアウトソーシングに応える」
  
小池洋・センコー社長
・船員中央労働委員会が第8次船員災害防止基本計画を答申
  
5年間の死傷災害の減少目標は20%
・船中労、第34期の会長に青山善充成蹊大学教授、会長代理
 に加藤俊平東京理科大学教授が再選
・シャトルハイウェイライン、2月16日からの就航は困難か
  
現時点では船舶手当てが不透明
・日本製紙連合会の2003年紙・板紙の内需見通し
  
合計で3110万5000トンと3年連続で前年割れと予測
・大國昌彦・製紙連合会会長の年頭あいさつ
  
高い伸びは期待できず、さらなるコスト削減を
・松庫工業が民事再生手続き開始を申請
  
負債総額は約360億8300万円
・日中海運輸送協議会がまとめた11月の日中間コンテナ貨物
 輸送実績
【3面】 《特別企画》上野トランステック、最新鋭船でタンカー業界をリ
 ード
  
環境・安全の世界標準への挑戦
   
新造船6隻出揃い6000KL積みの3割保有へ
   最新の造船技術を駆使して安全で効率的大型船の開発

    
そうび丸 (1997.10月内海造船で竣工)
    龍和丸 (1998.10月三浦造船所で竣工)
    豊善丸 (2001年12月村上秀造船で竣工)
    しんみち丸 (2002年8月村上秀造船で竣工)
    ゆうよう丸 (2002年11月三浦造船所で竣工)
    昭晴丸 (2002年11月新高知重工で竣工)
【4面】 ・日本海運集会所が内航総連の後援で「契約諸問題とクレー
 ム相談会」を開催(後編)
  
山田仲裁部長代理が「荷役中に荒天避難はオンハイヤー」
  などと講演
   
紛争を防ぐためのポイント 2(OY丸定期傭船仲裁)
   紛争を防ぐためのポイント 3(RK号定期傭船仲裁)
   紛争を防ぐためのポイント 4(SP号定期傭船仲裁)
   紛争を防ぐためのポイント 5(AG号定期傭船仲裁)

・物流連が物流企業のCO2排出量削減で調査結果まとめる
  
港運・倉庫は減少、陸運・海運は増加
・日本長距離フェリー協会がまとめた11月のトラック航送台数
 実績
・全日本トラック協会が2003年版トラック運送事業の賃金実態
 をまとめる
・日本船舶機関士協会が創立50周年記念祝賀会を開催
・日本舶用機関整備協会の当面の会合・行事予定
【5面】 ・全内船四国支部が平成14年12月の用船料調査結果を公表
  
平均月額用船料は499総トン型で807万円、199総トン型で
  482万円
   
199総トン型は前回比(平成14年6月)4.6%のアップ
・経済産業省が石油化学製品の物流調査と需要を予測
  
物流合理化で約35億円を削減
・2003年の石油化学製品需要予測
  
エチレン換算内需は605万トンて前年比1.2%増と見込む
・海員組合が船員の業務実態調査結果をまとめる
  
法定労働時間の恒常的オーバーが76%を占める
・セメント業界が製品価格の値上げに動く
  
物流コスト削減も限界に
・東京都が東京港フェリー埠頭4バースを買上げ
  
一般公共埠頭への転換でRORO船の利用拡大を図る
・日本海運倶楽部が1月7日に新年賀詞交歓会開催
  
ア永理事長「内航の制度改善に取り組む」などとあいさつ
・ひびきコンテナターミナルPFI事業の進捗状況
  
PSA社が出資比率などを変更し、2003年度供用開始に向
  けて取り組みを
・中小型造船工業会の2002度会員造船所設計人員調査結果
  
平均設計人員数は5000総トン未満では12.4人
・日本無線のVDRとAIS搭載の「フェリー飛龍」が日本国籍客船
 として初の船舶検査に合格
【6面】 ・公取委、運送業と貸渡業との取引公正化で内航総連に通達
  
オペレーターの優越的地位の濫用の是正を求める
   
内航総連が事例を示し、組合員に指導
    
役務のガイドラインを荷主団体にも要請
・内タン船主部会の抗議停船に海員組合が支持で声明文
  
船員労働の荒廃を懸念
・第13回鉄鋼内航輸送協議会が1月21日に開催
  
荷主側が現状説明「合理化効果で総物流費削減」
   
内需は7000〜8000万トンでここ10年は変化なし
・構造改革特区での実施すべき規制改革
  
二次提案で6自治体がカボタージュ規制の特例で再度要望
・国土交通省海事局が2月3日に第4回事業規制ワーキンググ
 ループを開催へ
  
市場機能の整備と輸送の安全の確保で中間とりまとめ
・「戦々恐々の地方船主の不良債権処理」
  
頼りは船主の運賃改善運動の成果
・内航貨物船部会は船員の声を十分反映した見直しを

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