平成15年(2003年)6月2日付け 第1800号 |
【1面】 | ・広島地裁、「国家賠償法上の違法・損失補償請求」いずれも 棄却 第1審判決で原告側「引当権損害賠償請求訴訟」全面敗訴 原告側は控訴の意向を示す 広島地裁、引当資格は「反射的に発生」したものと判断 ・平成11年(ワ)第1191号事件、平成13年(ワ)第800号事 件の判決要旨 ・弁護団側の判決についての説明概要 理解が得られなかった引当権 規制緩和の風潮に押された判決 ・小池英治原告側事務局長“残念無念”控訴に踏み切りたい |
【2面】 |
・平成15年度の運輸事業団共有船の見通し 建造需要高まる? 打診がすでに40隻近くに 相原理事長が「未収金も計画的に回収」と会見で語る ・国土交通省の惟村国内貨物課長が叩き台をめぐって語る 試算の前提は暫定措置事業の対象船舶 問題は2割の自己負担と返済計画の立案 ・日本沿岸曳船海運組合が通常総会を開催(5月23日) 適正運賃の確保などを決議 ・内航海運関係企業の2003年3月期決算 日本通運、営業利益は389億円と前期比31.9%を確保 第一中央汽船、海運業の売上高は6.7%増の約669億円 栗林商船、営業利益は1億8600万円、輸送量は過去最高 の285万5000トンを達成 新和内航海運、売上高は前期比3%増の82億9800万円 ・役員異動 栗林商船、島田充雄専務が退任(6月27日付) 栗林運輸、栗林宏吉氏が社長に昇任(6月26日付) 兵機海運、常務に大東洋治氏が昇任(6月27日付) 神鋼物流、社長に宮本岩男氏が就任、牧野耕三社長は顧 問に(6月24日付) |
【3面】 |
・《資料》内航船乗組み制度検討会・内航貨物船部会が「内航 貨物船乗組み制度の見直し」で中間報告(5月27日) ・「社説」協力金をめぐり議論百出 妥協点を探り、賢明な解決を ・九州運輸局がまとめた2月の「九州のうんゆ」 ・日本長距離フェリー協会の2002年度トラック航送実績 ・日本舶用機関整備協会の当面の会合・行事予定 ・全日本トラック協会の次期会長に高橋喬郎副会長に固まる |
【4面】 |
・《資料》内タン組合の安全対策委員会が「内航タンカー事故・ 重大ヒヤリの原因調査」をまとめる 1 乗組員の数(1隻の乗組員の推移) 2 乗組員の年齢の推移(乗組員の平均年齢) 3 労働時間の推移(乗組員1人当りの1日の労働時間) 4 航海数の推移(輸送距離短縮による航海数の変化) 5 ランニングコスト(修繕費)の推移 6 荷役時間帯の変化(夜間荷役の推移) 7 船舶設備の推移 ・全日本トラック協会の4〜6月のトラック運送業界の景況感 前期(1〜3月)よりもさらに悪化の見通し ・内航総連が引当台帳抹消の3隻を公表 |
【5面】 |
・海上保安庁が観閲式と総合訓練を実施(5月24日) 扇千景国土交通大臣が「国民に安全と安心を」と挨拶 不審船対応訓練に関心集まる ・日本中小型造船工業会の2003年度事業計画 閉塞状態の現状から脱皮を目指す ・日本学術会議が「内航活性化への挑戦」でシンポジウム 6月20日の開催で聴講者を募集 ・プッシャーバージ規制強化問題で関係者は国を相手に損害 賠償訴訟も考慮 ・日本押船土運船協会が通常総会を開催(5月19日) 盛土工事の本格化で押船土運船の運航が活発化 ・東海地区曳船協議会、平成15年度総会資料を会員に送付 平成15年度の定期総会のとりやめで ・日本内航運送取扱業海運組合が通常総会を開催(5月23 日) 事業計画にモーダルシフトの推進などを決議 ・海上保安庁が6月12日から21日まで海上環境事犯の一斉 取締りを実施へ 6月5日から11日までは海洋環境保全推進週間も ・今治海上保安部、来島海峡航路内の無事故記録が309日 目で終了 CD「芸予地震から2年 地震と津波への対策」を作成配布 ・平成15年5月期解撤等交付金申請状況(5月30日現在) 貨物船7隻、油送船1隻の8隻が申請 |
【6面】 |
・小型重質油のダブルハル化問題で内タン組合が3000重量 トン未満の適用除外を求める 過去7年間、漏油事故はなし ・「鉄鋼荷主の物流部に聞く」(1) 新日本製鐵、神戸製鋼所とトライアルで船舶融通を開始 住友金属工業営業総括部専任部長(物流担当) 武藤直 樹氏 ・輸送効率化の検討項目を決める 内タン組合と石油化学工業協会がケミカル連絡会開催 ・国土交通省、第7回内航貨物船部会が乗組み制度見直しに ついて「中間報告」をまとめる 労働条件明示の徹底なども盛られる ・三井化学が物流関係を再編整備へ 7月1日付で三井化学物流とMCI物流東日本、MCI西日本 を設立へ ・惟村国内貨物課長が引当権訴訟でコメント 国側の主張が認められたものと認識 ・正洋汽船が自己破産を申し立てへ 負債は61名に対して約11億円 ・栗林運輸の新社長に栗林宏吉氏が就任へ(6月26日付) |