平成15年(2003年)8月4日付け 第1809号 |
【1面】 | ・日本郵船、国内物流事業を再編 近海郵船を解散して10月に「近海郵船物流」を設立 ドライバルク船事業と船舶管理業務をパシフィック・マリタ イムに集約 ・国土交通省海事局の惟村国内貨物課長が本紙に平成16年 度の予算確保問題で語る 借入保証枠拡大要求の方向で内部調整に入る カボタージュ規制問題にも言及 ・内航総連の独占禁止法ワーキンググループが中間報告 不公正な取引方法の特殊指定で実態把握へ ・次世代内航船(スーパーエコシップ)の実証試験に係る共同 研究事業者に英雄海運が決まる 本年度中に事前調査などを実施し、年度末にも実証船の 建造に着手 ・国土交通省が8月4日に第3回内航海運部会を開催 中間報告素案などについてを審議 ・国土交通省が8月末に第3回内航制度検討会を開催 事業規制見直しについて最終報告 ・国土交通省の8月1日付人事異動 鷲頭誠氏が海事局長に就任、政策統括官には矢部哲氏 |
【2面】 |
・平成15年版海事レポート・船員分野(下) インターンシップの創設などを盛る 即戦力化への取り組みなどを報告 2 労働環境の整備 ・全海運が暫定措置事業の予算措置への要望や経過など、こ れまでの動きをまとめる ・国土交通省が「トラック事業のためのグリーン経営モーダル シフトの推進について」の対荷主企業説明会を開催 山本芳治総合政策局環境海洋課長「環境負荷低減に期 待」と挨拶 坂場正保政策調整官「モーダルシフトの促進を目指して」と 題して講演 ・IMOのシングルハル規制の条約改正案 例外規定を設け最終使用期限は2010までに前倒し 内航小型重質油船については継続審議 ・石川県金沢港に近海郵船の「とかち」が寄港開始 地元は来年以降も航路継続を求めてバックアップ ・全日本海員組合の8月1日付人事異動 |
【3面】 |
・平成15年版海事レポートで次世代内航海運ビジョンの具体 化への取り組み状況を報告 1 内航海運制度検討会について 2 内航船乗組み制度検討会について 3 船員派遣事業の制度化等についての検討状況 4 新技術の開発・普及 ・日本船主協会が港湾施設の保安対策で港湾局に要望 港湾の保安施設費用は国で負担を ・三菱化学物流の10月1日付人事異動 ・日本長距離フェリー協会がまとめた5月のトラック航送台数 ・日本舶用機関整備協会の当面の会合・行事予定 ・日中海運輸送協議会がまとめた5月の日中間コンテナ貨物 輸送実績 ・東日本フェリー関連5社が更生手続き開始決定 ・《資料》2002年度下期分の鉄鋼内航物流の実態調査 全国内航輸送海運組合の鉄鋼船委員会調査資料 |
【4面】 |
・《特別寄稿》太平洋戦争と戦没船員 日本殉職船員顕彰会常務理事 秦 一生 わが国船舶(商船・漁船・機帆船)の被害と戦没船員 太平洋戦争と海上輸送 日本商船隊壊滅の背景と要因 戦史に残る船員と輸送船の悲劇 戦没船員の碑 輸送船と運命をともにした多くの軍人 |
【5面】 |
・日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)が環境負荷が低い河 川舟運の促進構想を発表 関東・近畿・九州の舟運の可能性の高いルートを選定し、 河川整備を国に要求へ 関東舟運構想(首都圏ウォーターハイウェイ構想=荒川・ 利根川) 近畿舟運構想(淀川エコフロー構想) 九州舟運構想(博多/有明「川の道」構想) ・9月27日に発効のMARPOL附属書W(汚水による汚染防 止のための規則)の国内法「海洋汚染および海上災害の防 止に関する法律」が同日に施行 一般の内航船は対象外に ・日本鉄鋼連盟の7〜9月期鉄鋼需給見通し 粗鋼生産量は2780万トンを見込む ・トラックニュース 高速道路通行料金引き下げ実験で運賃・料金のさらなる値 下げを懸念 ・高知県片島港を宿毛湾港に名称変更 港域拡張による港則法施行令の一部改正で ・日本油化工業がFCCハンターを発売開始 C重油の残留FCC触媒簡易測定キット ・運輸事業団が7月分で森海運の特殊貨物船を船主決定 e-シップに採用された749型コンテナ専用船 |
【6面】 |
・物流連が国土交通省にモーダルシフト推進で4項目を要望 物流インフラの整備や税制上の特例措置などを求める ・真木克朗・全内船会長が抱負を語る 地位向上委員会の設置で運賃・用船料の適正化に挑む ・7月に入り電力向けの輸送需要が落ち込む 原子力発電所の再稼動と冷夏の影響で ・スミセ海運がISO9001を取得 内航海運業界初の統合マニュアルとして ・全海運の自己調達資金問題をめぐっての議論 当面は交付金の8割支給し残りの2割は複数年で支給案 ・全海運の副会長に3名を追加(7月27日) 小田原照明氏、村田吉一氏、里村定夫氏が就任 各部会長や常設委員長も決定 ・全日本海員組合が6月に組織化運動で集中訪船 |