平成15年(2003年)8月11日付けと18日付けの合併号 第1810号 |
【1面】 | ・交通政策審議会・海事分科会の第3回内航海運部会で物流 高度化船の支援措置を打ち出す(7月4日) 運輸事業団の共有建造制度活用で建造促進を ・内航海運のシェアは42%(平成13年度)に 二酸化炭素の排出量は営業用トラックの5分の1 ・貨物船市況にやや明るさも 懸念材料があるものの鋼材荷動きの増加で ・内航総連の建造認定委員会が臨時投入船22隻を認定 |
【2面】 |
・第3回内航海運部会、内航海運の活性化による海上物流シ ステムの高度化について中間報告素案を提示 1 はじめに 2 内航海運の社会的な意義 3 内航海運活性化に向けた課題 4 内航海運の活性化方策の基本的な考え方 5 具体的な施策の展開 6 施策展開に期待される効果 7 施策を進めるに当たっての留意事項 ・訪船を通じて安全輸送の徹底を 新和ケミカルタンカー社長 森島壽昭氏 ・国土交通省の8月1日付人事異動 大臣官房技術審議官に冨士原康一氏が就任 ・トラックニュース 南境運輸が民事再生手続き開始を申し立て |
【3面】 |
・《特別企画》国内初の内航LNG船が8月6日から就航開始 新和ケミカルタンカーの「第一新珠丸」を実績豊富な川崎造 船と檜垣造船で建造 四国ガス・岡山ガス両社への安定・安全供給に貢献 内航LNG船輸送の幕開け 運輸施設整備事業団技術部次長 田村義正氏 地方都市へLNGを輸送 国内初のLNG二次輸送に向けた技術を確立 地方都市へのLNGの普及に向けて 無事故・無災害に万全を期す 新和ケミカルタンカー社長 森島壽昭氏 川崎造船が国内初の蓄圧型低温タンクを開発 船倉は二重船殻構造で安全性向上を図る 主要目 LBD(d):86.29×15.10×7.00×4.171 2936GT 1781DW 2513m3 |
【4〜6面】 |
・《社内てい談》打開策はあるのか暫定措置事業 現時点の状況と問題点を探る 焦点は自己調達資金に絞られる 現時点での解撤等交付金と建造等納付金の累計 解撤等交付金は1680隻、約189万対象トンを認定 建造等納付金は278隻、約286億円が納付済み 船種別の減船率 貨物船28.43%、油送船22.84%、RORO船とコンテ ナ船は23.02%増 船齢16年超船の今後の発生は平成20年ごろがピークか 資金問題で打開策はあるのか 協力金をめぐって業界内の意見がかい離 国土交通省私案と業界の反応 自己調達問題で議論百出 頼らざるを得ない建造等納付金 単価差3万円への拡大は必至 残る約100億円についての妙案は 建造促進策での活用も一考、問題先送りでは混乱要因に 内航にも基金の創設が望まれる 近代化基金や債務保証基金の創設で安定化を 解撤等交付金単価の今後 船種別単価の統合論も浮上 行政側と内航総連に望むこと 安定措置産業としての政策を |
【6面】 |
・《寄稿》内航船造船所の建造能力は大丈夫なのか 柿島 勝氏 建造需要の回復は悲観的 1 大中手造船業の受注状況 1千万トンの受注を確保 2 小型外航船造船所の状況 十分な受注量を抱える 3 内航船造船所の現状 年間60隻程度に能力減少 4 おわりに |
【7面】 |
・港湾運送事業のあり方懇談会(7月25日) 地方港も必要かつ有効な規制緩和を 主要9港についても問題点を提起 ・第8回海の日の雜感 国民に誇れる内航海運産業たれ ・近海郵船が取引先に事業再編で通知 過去の負の遺産を一掃 ・国土交通省の平成16年度重点施策 船舶からの大気汚染の防止対策などに取り組む ・民主党、モーダルシフト法案の次期国会での成立を図る ・内航船舶輸送統計4月分 貨物船は1.7%減、油送船も2.8%減 ・日本マリン運航の石灰砕石輸送プッシャーバージが就航 ジェネックと運輸事業団の共有船を渡辺造船所が建造 プッシャー「鉱翔丸」、バージ「鉱翔」で石灰砕石を年間60 万トン超を輸送 |
【8面】 |
・日通総研短観(7〜9月)減退圧力は緩和も早期回復はない 内航コンテナ利用も低迷 ・荒木武文・川崎近海汽船社長が就任会見 順調推移の3部門のさらなる効率化で業容を拡大 ・東日本フェリーの再建問題は運輸事業団の出方がカギに 川崎近海汽船と商船三井フェリー、運航は引受けの意向 ・全日本海員組合が自治体などに支援を要請 東日本フェリーの会社更生法申請で ・内タン船主部会が冬に向けて用船料改善の運動へ ・違反船取り締まり強化に動く内航総連 罰則金の現行基準とルールに回答 ・松本泰徳氏(大窯汽船相談役、元内航総連会長)が逝く 業界活動で多大な貢献 |
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