「内航海運新聞」ニューストピックス

平成16年(2004年)1月26日付け 第1832号
【1面】 ・公正取引委員会が不公正取引の抑止で「特殊指定」(案)を
 公表
  
優越的地位に立つ事業者は資本金に関係なく「特定荷主」
  に

   
2月13日の公聴会後の4月1日から施行へ
・国土交通省、今通常国会に内航海運業法の改正案を提出
  
船員法と船員職業安定法も併せて3月上旬に
・1月期解撤等交付金交付申請は16隻、約9億円の申請
  
船齢16年超船と倒産関連の申請が目立つ
・全日本海員組合が海運・船員政策で石原国交相に申し入れ
  
カボタージュ規制の堅持や国内海運へ外国人労働力の導
  入を認めないことなどを要望

・1月期建造等申請、20日現在の申請は9隻
【2面】 ・船員中央労働委員会が船員法と船員職業安定法の一部改
 正を諮問案通りで答申(1月16日付)
  
両方案とも3月上旬に国会へ提出
《資料》特定荷主が物品の運送又は保管を委託する場合の
 不公正な取引方法(案)
・「海上労働力の適切かつ円滑な移動の実現を図りたい」
  
内波謙一国土交通省海事局船員政策課長が語る
・内航企業の動き
 シャトルハイウェイラインが横須賀/大分航路を開設へ
  
旅客フェリー2隻「さんふらわあ えりも」「さんふらわあ お
  おいた」を買船

 日本通運、「さっと!上海」を販売開始
  
上海スーパーエクスプレスを利用した複合一貫輸送で
 国内船社2社が鉄道・運輸機構への入札参加の意向
  
エイチ・アイ・エルとの共有船「フェリーきりしま」「フェリー東
  京」

 大王海運が昨年の12月末で川崎/四日市/那覇航路を廃止
  
輸送量の長期低迷で今後の回復の兆しがみられず
・内航総連が建造船の竣工に伴う免除船解撤等の5隻を引当
 台帳から抹消
【3面】 《資料》下請代金支払遅延等防止法に関する運用基準(上)
  
平成15年12月11日公正取引委員会事務総長通達第18
  号

   
平成16年4月1日から施行
    
第1 運用に当たっての留意点
    第2 法の対象となる取引
    第3 親事業者の書面交付の義務
【4面】 《資料》下請代金支払遅延等防止法
  
目的、定義
・内航総連理事会が一般臨投18隻、空港臨投26隻を認定
・内航総連の外部委員会委員
・日鐵物流の2004年全社安全衛生管理基本方針目標  
【5面】 ・船舶整備共有船主協会が1月16日に理事会を開催
  
5%以上の高金利船は全体の3分の1、4%以上は3分の
  2を占める

・東京港振興促進協議会が東京港の国際競争力強化などに
 向けた新アクションプランを中間報告
  
内航RORO船の大型化に対応
・中国運輸局、今後の施策の展開方針をまとめる
  
長距離輸送でモーダルシフトに追い風
・近畿運輸局が2月10日に物流講演会を開催
  
大阪府立労働センター「エルおおさか」で
・海上保安庁が平成15年の密輸・密航取締り状況を公表
・国土交通省が1月30日に第3回部門間兼務検討部会を開
 催し、実証実験船を選定
・日本経営協会の物流革新フェアの出展申込みは2月20日ま
 で
  
開催は5月11日〜14日まで東京ビッグサイト東展示場で
・内海造船、宇和島運輸と鉄道・運輸機構の共有船「おおい
 た」を完工(1月15日)
  
八幡浜/臼杵航路就航の2500総トン型フェリー
・日本舟艇工業会が2004年国際ボートショーを開催
  
東京会場は2月5日〜8日まで幕張メッセで
   
7日と8日には国際釣り博も同時開催
  
大阪会場は3月5日〜7日までインテックス大阪で
   
第11回大阪アウトドアフェスティバルも同時開催
・日本文化を考える会「季座」がニューイヤーコンサートを開催
  
東京・晴海のホテル・マリナーズコート東京で(1月17日)
・トラックニュース
 東京都トラック運送事業協同組合連合会が運賃問題でアン
 ケート調査
  
荷主からの一方的な値下げが7割を占める
 全日本トラック協会が2月19日に賃金・労働セミナーを開催
 高橋喬郎・全日本トラック協会会長が記者懇談会で語る
  
甲申の年と言われる新年、コミュニケーションが大事
・東北内航海運組合が事務所を移転
・日中海運輸送協議会がまとめた11月の日中間コンテナ貨物
 輸送実績
【6面】 ・船主連絡協議会が用船料交渉の「代理人制度」導入を検討
  
対象オペレーターを10社追加して用船料改善運動の裾野
  を広げる

・愛媛内航海運組合連合会が愛媛県選出の国会議員5名と懇
 談会開催(1月19日)
  
参加議員は関谷勝嗣氏、村上誠一郎氏、塩崎恭久氏、小
  野晋也氏、山本公一氏

   
関谷議員「自己調達で最善の努力を」、各議員からも激
   励のあいさつ

・他の輸送機関と比べても内航は極めて経済的な輸送手段
  
国民経済研究協会の「内航海運から見た素材型産業の物
  流コスト効率化に関する調査報告書」で判明

・内航総連が運賃・用船料の修復でポスターを作成・配布
  
キャッチコピー 「運賃・用船料の修復が急務です。」
・大福海運とはま観光開発が民事再生法を申請
  
負債は2社で約45億円
・宮崎産業海運の副社長に宮崎昇一郎氏が就任

 

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