「内航海運新聞」ニューストピックス

平成16年(2004年)8月30日付け 第1861号
【1面】 ・国土交通省海事局の17年度概算要求は前年度比26%増
 の93億2400万円
  
共有制度の活用施策などを盛る
・海事局関係の17年度税制要望
  
特別償却制度では対象の重点化を図る
・海上保安庁の17年度概算要求は前年度比4%増の1756
 億2500万円
  
海上の治安対策強化で高速高機能巡視船などを整備
・国土交通省政策統括官関係の17年度概算要求
  
地球温暖化対策の一環としてグリーン物流総合プログラム
  の展開で5億5000万円を要求
・内航総連、8月23日に16年度上期の解撤等交付金を交付
  
交付対象は270隻、33万1108対象トン、交付金総額は
  190億8601万1000円
・船主連絡協議会の代表者会議(8月26日)
  
船員法改正に向けて用船料改善運動を発動へ
   
要望内容は9月3日の会合で正式決定
・内航総連が平成16年9月期建造等申請と同解撤等交付金
 交付申請の受付を開始
  
募集期間は9月1日から20日まで
【2面】 ・物流連が石原伸晃国土交通大臣に物流クリーン化の推進と
 モーダルシフトの推進で要望書を提出
・「内航企業トップに今後の経営戦略をきく」
  
中期経営計画の達成が当面の目標
   
川崎近海汽船社長 荒木武文氏
・物流連の横浜国立大学寄附講座
  
8月3日に阿部哲夫名門大洋フェリー会長が講義
   
環境にやさしい乗り物として旅客と貨物の両輪で事業を
   拡大

・第26回大型カーフェリー船員政策協議会、基本給は標齢給
 と職務給の組み合わせとし、自動昇進制度を見直しへ
・マリンエキスプレスが2航路を宮崎カーフェリーに営業譲渡
  
譲渡航路(船)は宮崎/大阪航路(おおさかエキスプレス・み
  やざきエキスプレス)と宮崎/日向/貝塚航路(フェリーひむ
  か)
・日鐵物流が10月1日から「ラック便」を開始
  
小口重量貨物を対象とした新しいトラック輸送事業
・辰巳商会の7月28日付役員人事
・日中海運輸送協議会がまとめた5月の日中間コンテナ貨物
 輸送実績
・阪神内燃機工業の東京支店が神田駿河台に移転(9月6日
 付)
【3面】 ・地方船主からの投稿2題
  
暫定措置事業プロジェクトチームの報告書に想う
   
船主の実態を無視、運賃・用船料の改善が欠如
  
契約履行で法律遵守の確立を
   
採算を無視した契約には絶対応じるな
・四国船型開発研究会が「液体貨物の物流を考える新世代内
 航ギアレスタンカー船」を提案
  
ギアレスタンカーの実現で物流コストの低減を
   
1 提案の背景
   2 環境にやさしい内航船とは何か 環境負荷の小さな物
    流体系の構築はどうすればよいのか
   3 どうすれば内航タンカー船の建造コストを下げられる
    のか
   4 ギアレスタンカー船とは
   5 ギアレスタンカー船で運んできた貨物油をどうやって
    荷役するのか
   6 現存船はどうなるのか
【4面】 《資料》損害賠償請求控訴審の第6回公判で被控訴人側から
 準備書面(4)を提出
  
自然発生的に発生した引当資格が国家賠償法上の保護
  の対象となる法的利益ではないと改めて主張
【5面】 ・物流連が黄・神戸大学大学院教授を招き中国物流講演会を
 開催
  
テーマは中国市場で成功するための現代物流〜中国物流
  の問題点と日本企業の課題〜
・石灰石工業協会の2003年度石灰石海上輸送実績
  
船舶は前年度3.4%減の5330万8000トン
・全日本海員組合が東日本フェリーらの更生計画で法律管財
 人や国土交通省、鉄道・運輸機構などに要請
  
航路維持と雇用の確保を基本姿勢に会社再建を
・職務外での海中転落死が多発傾向
  
船員災害防止協会の結城常務理事が近年の船員災害の
  特性などで指摘
・北陸信越運輸局がモーダルシフト促進のキャンペーンを展開
  
物流施策推進アクションプログラムを策定
・大勝海運産業と小池造船海運がエアクッション船で国側を広
 島地裁に提訴

  不交付等の不作為違法行為で違法確認請求
   
第1回公判は9月16日広島地裁で
・大阪高知特急フェリーが8月28日から高知甲浦港に寄港
  
甲浦港へは隔日寄港に
・古野電気のHSCコード適用航海用レーダーが8月6日付で我
 が国初の合格
  
高速船への搭載が可能でTSL実用化第1船に搭載
・四国開発フェリーの新居浜/神戸港路
  
11月上旬から東予港から詫間港寄港に切換え
・トラックニュース
 全日本トラック協会の2003年度輸送秩序に関する実態調
 査報告書
  
2割以上の運賃下落が31.3%と大幅増加
 全日本トラック協会の7〜9月期のトラック運送景況感
  
一般貨物の運賃水準はやや下落の見込み
【6面】 ・建造認定委員会、認定対象トン数の修正処理要領案の詰め
 を急ぐ
  
正常化賦課金を採用へ、全船舶に認定対象トン数の表示
  を義務化
   
申告期限を経過した違反増トン船舶はオペレーターにも
   無断改造の罰則を適用

・国土交通省港湾局の17年度概算要求
  
港湾関係事業費で前年度比5.4%減の7457億円、国費
  で同9.4%増の3033億円、財政投融資等では同23%
  減の2425億円
・川崎近海汽船、栗林商船、商船三井フェリーなど内航RO船
 社や長距離フェリー船社が10月からバンカーサーチャージ
 を導入へ
  
荷主や陸運事業者に理解を求める
・大型船組合の8月25日の理事会
  
プロジェクトチーム案に厳しい意見や批判が続出
・羽田空港の再拡張事業、造船業界からのメガフロート工法で
 の入札を断念
  
埋立てを主体とするハイブリッド工法が最有力に
・内航貨物船市況、猛暑と台風で船腹不足現象
  
滞貨などでトリップ運賃も上昇か
・マツダが物流子会社を再編
  
10月1日付でマロックスとマツダ物流が合併
・正常化賦課金で本紙論調に狂い生じる
  
未交付の100億円の調達方法を改めて検討を

 

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渡辺造船所 阪神内燃機工業