平成18年(2006年)1月16日付 第1929号 |
【1面】 | ・内航総連・船員政策委員会、内航船員の実態解明へ 2月10日締切りで雇用実態調査を実施 ・「アクションプラン策定後に必要な政策を平成19年度概算要 求に反映させる」 星野海事局長が定例会見で語る ・船員の有効求人倍率、中国・九州地区で上昇続く 地方船主は船員確保が困難な状態に ・10〜12月期の内航燃料油価格 A重油5700円アップの5万7500円 C重油5250円アップの4万6850円 1〜3月期は1000円程度の値下がりか ・政策統括官の平成18年度物流関係予算 3PL事業促進のための環境整備で1200万円を確保 ・鉄道・運輸機構、1月11日付で金利改定 貨物船などの金利固定型は2.50%、金利見直し型は 2.20% 油送船などの金利固定型は2.40%、金利見直し型は 2.10% |
【2〜3面】 |
・《特集》画期的白・黒兼用船「神晴丸」が就航 東燃ゼネラル石油向けの需要対応型船で活躍 鉄道・運輸機構との共有船、6000キロリットル積み、三 浦造船所で建造 国際安全基準の対応型船 最新鋭の機器類を搭載 「白・黒兼用という発想の具現」 安全運航の期待 東燃ゼネラル石油海運部長 金康弘氏 「安全・安定輸送を使命に」 最新の機器・資材を採用 田渕海運社長 田渕訓生氏 安全・安定輸送体制の確立で躍進する田渕海運 「神晴丸の技術的特徴について」 田渕海運のフラッグシップとしての活躍を期待 鉄道・運輸機構技術支援部 「神晴丸の建造に深く感謝」 当社再生の救世主に 三浦造船所社長 三浦政信氏 |
【4〜6面】 |
・《内航海運事業者の経営者意識でオペ100社・オーナー 100社にアンケート》内航市況と構造改革などを聞く(第2弾) オーナー編の調査結果 オーナー経済は未だに改善され ず わが国の景気動向について 景気回復は大企業のみが92% 中小企業も回復は皆無に等しい 内航市況について 今年中に回復するが6割を占める それ以降になるも4割強 用船料の改善について 平成17年度での値上げ改定は約7割 据え置き、交渉中は2割強 採算がとれる用船料はあと何% あと10〜15%必要が43% 15%以上必要も3割強 内航海運の将来展望について 大いに夢が持てるは2%のみ 適正運賃などの確保難が大勢 今後の活性化をどうみる 現状と大差なしが圧倒的 近い将来活性化するは8%のみ 代替建造の促進策について あまり期待は持てないが45% 何らかの成果に期待は3割 代替建造が進まない主要因 低運賃・用船料に起因が8割強 次いで荷主の長期保証が8% 代替建造での免除船の船齢時期 14〜17年が好ましいが57% 20年程度もやむを得ずは27% 今後の大型化をどうみる さらに進むと一巡したが拮抗 逆に小型船の需要増は16%のみ 199総トン型船の必要性は コスト負担増で漸減が約8割 今後も必要は絶望的で4%のみ スーパーエコシップの推進について コスト高を懸念するが61% 大いに推進されると思うは6% 納・交付金単価について 従来通りの漸減方式でが7割強 交付金制度の廃止論は13% 単価差3万円の問題について 最終年度まで続けるが54% 今後、下げていくべきは32% 納・交付金の単価設定期間について 3か年計画でよいが44% 次いで最終年度までが28% 交付金申請の受付対象問題 一般事業者も再開すべきが約6割 現行同様凍結すべきは29% 未交付者への対応問題 国からの支援で対処をが64% 返済繰り延べしてでもは20% 定員確保問題 安全最少定員は9割が確保済み 未だ確保できずも1割強 6級海技士資格問題 8割の事業者が対応可能と回答 講習予定や対応不可が2割も 船員の不足問題について すでに船員不足が8割も 近い将来には起こるが21% 外国人船員の導入問題について 絶対反対と導入論が逆転 条件つきでの導入が49%を占める オペレーター編の調査結果 暫定措置事業の当面の課題 交付金の事業者限定 現行同様凍結が45% 一般事業者開放は3割強 未交付者への対応問題 国からの支援が4割 交付を優先は32% 船員問題・安全最少定員の対応 集中監査期間中に確保が3割強 改正船員法以前に確保が63% 6級海技士資格問題 対応可能が73% 対応不可は10%のみ 船員不足問題について すでに船員不足が6割強 起こらないはわずか6%のみ 外国人船員の導入問題について 条件つき導入が5割に 今後とも絶対反対と逆転を示す ・アンケートに寄せられたオペ・オーナーからの意見 |
【6面】 |
・日立インダストリイズ、の変速機事業部門を4月1日付で日立 ニコトランスミッションへの譲渡に合意 両社の持つ人材や技術、ノウハウ、設備を日立ニコトラン スミッションに集約・統合 生産能力の強化、製品ラインナップの拡充で競争力の強 化を図る ・今治造船、「船造り一筋」を刊行 檜垣俊幸会長が喜寿を迎え ・日本船主協会が1月5日に新年賀詞交歓会 「燃料油価格高騰で荷主などに支援を要請」などと鈴木会 長があいさつ |
【7面】 |
・「船舶の航行安全と海洋環境の保全が最重要課題と認識」 星野茂夫海事局長の年頭の辞 ・政府系金融機関の再編決まる 「内航への政策金融はどうなる」 動揺隠せない内航海運事業者 ・杉山篤史政策統括官の年頭所感 物流施策を総合・一体的に推進 ・関連団体の年頭のあいさつ 「今後とも安全で環境にやさしい船舶を供給へ」 日本中小型船舶工業会会長 石渡博氏 「軽油価格高騰で危機的状況、適正運賃収受行動の年」 全日本トラック協会会長 中西英一郎氏 ・北海道運輸局の9月の貨物輸送の動き 内航は4か月連続の増加 ・「海と船と港の物語」(12) 「たおやかな日本語」 |
【8面】 |
・内航大手企業トップの年頭あいさつ 「業績は過去最高を更新」 川崎近海汽船社長 荒木武文氏 「定着させたい船主との共生」 旭タンカー社長 菊間邁氏 ・「鉄鋼荷主の物流部に聞く」 船主はコスト競争力の強化を 新日本製鐵営業総括部部長 高橋信直氏 ・鉄道・運輸機構、代替建造の促進で共有期間の延長へ 貨物船、旅客船とも3年以内を限度に ・「新たな希望と抱負」年男に聞く 「内航業界が勝ち組に向かうことを祈念」 栗林商船社長 栗林宏吉氏 「大展望台まで届け、内航海運の景気」 興洋海運社長 関口不二夫氏 ・国土交通省、海洋政策研究財団と共催で1月18日に「日・ 中・韓間の海上物流需要と新サービス創出に関する国際シ ンポジウム」を開催 ・鉄道・運輸機構、平成17年12月分で兵機海運と不動海運 の一般貨物船2隻を船主決定 |