平成18年(2006年)1月23日付 第1930号 |
【1面】 | ・燃料油価格高騰による内航運賃、転嫁できた事業者は72% 転嫁率の満足度は6%のみ―内航総連が調査 年間消費量では転嫁率41% ・社説「2006年の抱える問題に解決法はあるのか」(上) 代替建造促進問題は総合対策で活路を開け ・内航総連、平成18年度以降の納・交付金単価決められず 2月9日の臨時理事会で再協議へ ・認定済みの解撤等交付金申請5隻、1億5277万750円が 取り下げ 未交付額は95億7472万2775円に ・平成17年11月期建造等申請、油送船3隻、貨物船7隻を認 定、貨物船1隻を保留 |
【2面】 |
・「内航大手企業トップの年頭のあいさつ」(下) 新たな経営戦略への挑戦を誓う 「運賃改定へ最大努力」 鶴見サンマリン社長 広岡兼次氏 「目指そう 業界品質bP」 上野トランステック社長 上野孝氏 「知恵を結集して目標達成へ」 JFE物流社長 岸本純幸氏 「高効率輸送を最大使命に」 日鐵物流社長 市瀬圭次氏 「中期計画実現の決意を新たに」 住友金属物流社長 内田暁洋氏 ・国土交通省と経済産業省が2月10日に第3回グリーン物流 パートナーシップ会議を開催へ 大手町の経団連会館で |
【3面】 |
・《特別企画》深刻さを増す内航ケミカル船業界 近い将来、安全・安定輸送が懸念される ケミカル船業界の現状と課題を探る 解決には石油化学業界の協力が不可欠 ケミカル船の現状 船腹量の大幅減でタイト化 代替建造が困難な情勢下に ケミカル船船員の現状と課題 平均51歳以上で高齢化が進む 特に若年船員の不足が深刻に ケミカル船の運賃改善状況 実質的な運賃改善につながらず 船質改善につながる適正運賃を ケミカル船の船質改善問題 船価・船員に見合った対価を 特に小型船への荷主保証が望まれる ケミカル船建造の造船所問題 建造対応造船所は満杯状態 国際条約の改正問題 既存内航船は猶予を要請 ケミカル船の業務提携問題 配船の効率化促進が急がれる |
【4面】 |
・《特別企画》当面する課題で社内てい談(第1弾) 再生内航海運の正念場 内航へ届かない景気回復 縦割り構造が最大要因か 元請オペレーターの積極的な対応が問われる さらなる減船以外に抜本的回復策はない 零細・隷属的な構造の呪縛体質からの脱却を 進まない内航海運事業の活性化 魅力ない産業に参入はない 自己責任・市場原理が働かない オーナーは意識改革を 船舶管理会社の創設を急げ 199総トン船の問題が急浮上 船主意識に乖離現象 |
【5面】 |
・楢崎造船が499総トン型内航貨物船の標準船型を開発 山中造船と提携して内航船の建造に進出 ・佐々木造船、経営戦略が実を結ぶ 高い技術力が評価され躍進 ・星野海事局長の日本中小型造船工業会の新年賀詞交歓会 でのあいさつ 内航船の代替建造促進には海事行政の総合力で取り組む ・海上保安庁、平成17年の海難と人身事故の発生と救助状 況などを取りまとめる 海難は409隻(約14%)減の2474隻に うち貨物船は358隻、タンカーは98隻 ・日本舶用工業会が1月12日に新年賀詞交歓会 辻会長、機種・業種別に棲み分けを ・大分地域造船技術センターが1月17日に設立総会を開催 会長に岩本光生・佐伯重工業社長が就任 研修センターは三浦造船所の野岡工場内に開設 ・港湾局関係の平成18年度予算 港湾整備事業で6%減の2420億8400万円 中枢港湾プロジェクトは37%増の381億700万円計上 ・海上保安庁の平成18年度予算 前年度比6%増の約1790億円に ・日本内航運送取扱業海運組合が1月12日に燃料油価格高 騰は経営に打撃 ・鉄道・運輸機構が2月28日に今村造船所の土地・設備の一 般競争入札を実施 造船業構造転換事業の買収事業の関連で ・平松商会の社長に久保清人氏が就任 ・「海と船と港の物語」(13) 「船は断然優等生」 |
【6面】 |
・全日本トラック協会、環境税導入の場合の影響を調査 沿海・内水面輸送は1465億円の負担増に 産業連関表のモデル試算で判明 ・「このひとに聞く」 代替建造促進懇談会の最終報告をめぐって(上) アクションプラン策定などに鋭意取り組む 国土交通省海事局国内貨物課長 長谷川伸一氏 ・全海運が新年賀詞交歓会(1月18日) 四宮会長、用船料先行で運賃の底上げを ・船舶整備共有船主協会が西部5地区共有船主合同懇談会 を開催(1月11日) 「融資対象を小型船中心に」会員からの強い要望が出る ・関東沿海海運組合が新年賀詞交歓会(1月19日) 小比加理事長、船質改善などに全力を尽くす ・鉄道・運輸機構が平成17年度船舶関係事業者等表彰式を 実施(1月20日) 東幸海運、八重川海運、近海タンカー、大豊運輸、野母商 船が表彰 ・船員中央労働委員会、船員派遣事業で5事業者を承認 内航向けは52事業者に ・平成18年1月期建造等申請(1月20日現在) 貨物船8隻、油送船5隻が申請 ・東京地裁、マリンエキスプレスの特別精算手続き開始を決定 負債総額は351億2100万円 |