「内航海運新聞」ニューストピックス

平成19年(2007年)5月14日付 第1994号
【1面】 ・進まない内航船の船質改善
  
現行の用船料では新造船計画には及ばず
・社説「内航船建造の引き合いが活発化」
  
代替建造のサイクルも縮まる
・4〜6月期の燃料油価格に戦々恐々の内航船社
  
5千円前後の値上げは必至か
・国交省海事局、近く「船型等の標準化に係る検討会」の立ち
 上げに
  
複数のモデル船の設計へ向けた検討で
・新和内航海運の社長に新和海運常務の秋山謙治氏が就任
 へ(6月28日付)
・泉汽船の社長に第一中央汽船取締役の野村周士氏が就任
 へ(6月22日付)
・日本マリンの社長に取締役の小沢映児氏が就任へ(6月25
 日付)
【2面】 ・内航タンカー組合の海工務委員会が船員の実態調査
  
求められる船員の新陳代謝
   
1年未満の退職者が40%を占める
・全内航が平成19年度労働協約改定で船員コストを試算
  
1人当たりの船員コストは121万4767円に
・ダイヤモンドフェリーとブルーハイウェイライン西日本が7月1
 日付で合併へ
  
存続会社はダイヤモンドフェリー
・国交省と環境省が5月17日に船舶版アイドリングストップの
 通電実験を実施
  
東海汽船の「さるびあ丸」が三菱重工・本牧工場で
   
陸上電力で荷役作業などを行い電気的安定性や安全性
   を確認

・「わが社の新造船」
  
140TEU型内航コンテナフィーダー船「てんま」が就航
   
運航=井本商運、船主=神栄海運
    
4月20日に長島造船で竣工
・川崎近海汽船の2007年3月期連結決算
  
売上高392億5200万円、経常利益27億7600万円
・川崎近海汽船の役員異動(6月28日付)
・新和内航海運の役員異動(6月28日付)
・センコーの役員異動(6月28日付)
・三菱化学物流の役員異動(6月1日付および21日付)
・川崎近海汽船の6月28日付人事異動
・三菱化学物流の6月1日付人事異動
・「不連続線」
  
寡占化企業とのギャップ構造(上)
   
3年連続の好業績の要因、コスト上昇の転嫁に違い
・南洋海運が本社事務所を移転
・日本沿岸曳船海運組合が5月18日に通常総会
・関東沿海海運組合が5月22日に通常総会
【3面】 ・内航タンカー組合の環境・安全委員会が「内航タンカー事故
 の重大ヒヤリ・ハット」調査報告書をまとめる
  
過去3年間で衝突(複)は61件、同(単)は14件
   
航海中の重大ヒヤリの47%は機関損傷
・日本鉄鋼連盟の4〜6月期の鉄鋼需給動向
  
粗鋼生産は前期比0.5%増の2945万トンで7期連続の
  増加を見込む
・平成18年度のブイなどへの接触事故は前年度比25件増加
 の102件が発生
  
うち当て逃げは76件にものぼる
・九州運輸局の1月の船員雇用情勢
  
有効求人数は前年同月比72人増の368人
   
有効求人倍率は0.63倍に
・中国運輸局の3月の船員雇用状況
  
有効求人数は前年同月比4人減の284人
   
有効求人倍率は1.56倍に
・北海道運輸局の1月の貨物輸送の動き
  
内航取扱量は前年同月比1%減の354万1000フレートト
  ンと10か月連続で前年水準を下回る
・九州運輸局の1月の関門港・博多港における内航船舶取扱
 量
  
前年同期比5.3%減の172万9000トン
・冬芝国交相に伊達秀則氏が要請文を提出
  
「内航船員の三大魅力の復活を望む」
   
海員養成機関の拡大を要望
・福山港箕沖地区第2バース整備事業を採択
・福山港本航路の浚渫工事が2009年の完成を目指し起工
・日本舶用機関整備協会が5月18日に通常総会
・「海と船と港の物語」(67)
 
 「世界最大の産油国の水」
【4面】 ・海上技術安全研究所の第3回スーパーエコシップ・フェーズ1
 セミナーで加納敏幸物流研究センター長が講演
  
テーマは「内航船の省エネについて考える」
   
はじめに
   内航船の省エネを考える

    
内航船のエネルギーフローの計測例
    運航時の性能
    運航時の性能から考えられるいくつかの省エネ方策

     
減速運航
     船体洗浄の効果
     海流利用の効果

   
今後の課題
   新造船への対応
   おわりに

・物流連、第12回経営問題委員会で国際競争力の強化につ
 いて報告
  
輸出入通関体制の整備や簡素化、電子化を要望
・神戸市の2006年における神戸港の港勢
  
総取扱貨物量は前年比4.7%増の9550万トン
   
内貿貨物は同2.9%増の4681万トン
【5面】 《特別寄稿》柿島勝氏の内航船建造専業造船所の実態調査
 探訪記
  
商談旺盛だが多くの問題も抱える
   
1 建造造船所が増加
    
10数社が新規参入
     
赤字受注や納期の遅れも目立つ
   
2 あせりをみせる内航船主
    
引き合い・発注は旺盛だが、契約は1年先船に限る
   
3 知識や情報が不足
    
資材の高騰と納期の遅れ
     
外注先の確保難も障害に
   
4 現実的な対応が肝要
    
追いつけない資材の急騰
     
資金難や追加工事で泣く
・日通総研短観、4〜6月の物流動向見通し調査
  
国内の荷動きに力強さはみられず
・造船技術教育センターが5月25日に第4回造船技術者・実
 務講座を開催
  
講演テーマは塗装問題への取り組み
・海上保安庁、平成18年の海洋汚染の現状について公表
  
海洋汚染の発生件数は前年比110件増の470件に
   
とくに船舶からの排出が大幅に増加
・日本殉職船員顕彰会が5月11日に第37回戦没・殉職船員
 追悼式を開催

  外航船員1名、内航船員6名、水産船員11名を奉安
   
小泉純一郎前総理大臣や塩川正十郎氏らが献花
    
総計は戦没船員6万608人、殉職船員2873人に
・中部運輸局が地球環境保護の施策を紹介
・北海道船員地方労働委員会の海員組合と東日本シップマネ
 ージメントとの斡旋案
  
労使双方とも斡旋案を受諾
   
船社側は条件付きの交渉再開と回答
・飯野海運の安全・環境報告書2006が優良賞を受賞
  
第10回環境報告書賞・サステナビリティ報告書賞で
【6面】 ・交通政策審議会の第2回ヒューマンインフラ部会で5年後の
 必要な内航船員数を2万6000人弱と推計
  
船員需要とのギャップは5年後で約1900人、10年後で約
  4500人に
・「このひとに聞く」
  
卒業生の計画的・継続的な採用を
   
国土交通省海事局船員政策課船員教育室長 金田章治
   氏

・国交省海事局が船内作業の危害防止で通達(5月9日)
  
内航総連などの関係5団体に
・船員就業フェア in 神戸
  
参加企業38社が決定
   
求人数は80名を超える
・国交省、船員法等関係法令違反の船舶所有者4件を公表
  
うち内航海運事業者は3件
・東海運の粟飯原一平社長が藍綬褒章を受章
  
自動車運送事業振興の功績で
・国交省、5月10日付人事異動
  
四国運輸局長に石丸周象氏、神戸海運監理部長に田中護
  史氏が就任
・鉄道・運輸機構、5月10日付人事異動
  
技術支援部長に和田昌雄氏が就任

 

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