平成19年(2007年)7月23日付 第2004号 |
【1面】 | ・日本船舶管理者協会が7月17日に「船舶管理者フォーラム 2007in TOKYO」を開催 上野善理事長、内航海運の諸課題解決の足がかりにと挨 拶 船舶管理会社の促進がカギ 良質な船員の確保に不可欠 田中照久・海事局内航課長 緩やかなグループ化で取り組みやすい 蔵本由紀夫・日本船舶管理者協会副理事長 船舶管理者協会の目的と船舶管理会社の要件 和田昌雄・鉄道・運輸機構技術支援部長 多様化するSES1の概要 ・船舶管理者フォーラムでのパネルディスカッション 内航船員の確保・育成で船舶管理会社は有効な方策 ・国交省、7月19日に第1回船内居住環境改善モデル設計研 究会を開催 年度末を目途に最終報告書を作成 499総トン型一般貨物船と電気推進船のモデル設計へ ・国交省の7月10日付人事異動 政策統括官に伊藤茂氏、田中孝文氏、鈴木勝康氏 ・安部首相が「海の日」でメッセージ(7月16日) 「真の海洋国家を目指して船出」 |
【2面】 |
・小船工、7月11日に神戸で第4回「内航船建造等に関する 懇談会」を開催 懇談会を通じて地位向上を目指す 「修繕船に関する懇談会」の設置へ向けて検討 ・日鐵物流の今後の見通し 連結経営をより一層強力に推進 さらなる企業発展に挑戦 ・JFE物流の今後の見通し 外航輸送分野を中心に積極的な営業展開を図る 併せて船隊整備に注力してさらなる収益向上を ・月星海運の今後の見通し グループ物流の拡販を強化 業績・競争力の向上計画を策定 ・日本船主協会の2007年度の内航関係事業計画 ・新和内航海運、セメントタンカー「第三芙蓉丸」を代替へ 2010年3月末の竣工予定で神田造船所が建造 ・物流連、7月12日の理事会で理事長に平山芳昭氏が就任 副会長は真木克朗氏から上野孝氏に交代 ・近畿運輸局の2006年度管内各港の船舶積卸し量 大阪港は過去最高の前年度比3.3%増の8618万4871 トンに ・全日本海員組合、東日本シップマネージメントの対応に反発 を強める 労働協約改定交渉で ・新任の5地方運輸局長の顔ぶれ ・近海郵船物流の6月22日付役員異動 ・三洋海運の6月27日付役員異動 ・三菱化学物流の2007年3月期決算 売上高865億2400万円、経常利益22億8100万円 ・日中海運輸送協議会がまとめた5月の日中間コンテナ貨物 輸送実績 ・潮冷熱の東京支店が事務所を移転 ・内航総連、5月・6月期の船殻処理完了船 23隻、2万6600対象トンの海外売船を公表 ・「わが社の新造船」 運航=商船三井内航、船主=聖朋海運 499総トン型貨物船「聖舜(しょうしゅん)」が就航 5月22日に広島の小池造船海運で竣工 |
【3面】 |
・《アンケート》オペ100社に内航市況と重要課題をきく(下) 急がれる代替建造の促進 船舶の老朽化の要因 運賃などの低下と船価高が大勢 建造計画はあるのか 中長期計画ありが53% 計画はないが必要性ありは35% 支配下船の1、2年後の建造計画隻数 1〜2隻を計画が56% 3〜4隻が30%、5〜6隻が9% 代替建造の実施船齢は 17〜18年が41%、19〜20年は33%に 支配下船における船員不足 すでに不足が67% 1、2年後に懸念は33% 若年船員の確保対策 待遇と居住環境の改善が48% 養成制度の拡大とPRが34% 外国人船員の導入 条件つき導入が44% 絶対反対は30%にとどまる カポタージュ規制問題 55%が絶対に反対 暫定措置事業について 最終年度までの措置をおおむね評価 不満足な結論は18% 今後の交付金申請動向 予断を許さないなどが51% 申請は大幅に減少は26%のみ 最終年度以降の新事業について 当面は静観すべきが37% 別途処理で必要ないが35% |
【4〜5面】 |
・《アンケート》オーナー100社に内航市況と重要課題をきく 内航が抱える重要問題 船員確保対策が39%でトップ 次いで適正用船料の確保が30% わが国の景気をどうみる 中小企業には及ばずが87% 好況感が出始めたは13%のみ 平成19年度の用船料更改問題 交渉中と据え置きが48%を占める 値上がりしたのは名目を含めて46% 採算をとるにはあと何%必要か 15%以上が61%を占める 5〜10%必要はわずか16% 秋口の改善要望はどうする 春の改善なく継続要望が46% 改善率が低いので再要望も36% 平成20年度における用船料改定交渉 船員問題、代替建造問題で実行が70% 一般情勢をみて検討は26% 現行用船料で代替建造は可能か 新造船のコスト負担は無理が75% オーナー自身の決断では23%のみ 代替建造が可能な用船料は 499総トン型貨物船で1100〜1300万円が39% 1300〜1500万円が58% 499総トン型油送船で1350万円が20% 1400万円と1500万円がそれぞれ40%ずつ 代替建造推進アクションプランをどうみる 大いに期待するは1%のみ 用船料の改善と長期用船保証で84% グループ化について 何ともいえないと進まないが拮抗 グループ化を進めたいは11%のみ 市場原理は働いているか 用船料マーケット市場は形成されているはゼロ 内航の構造では働かないが76% 代替建造が進まない原因 用船料などの長期低迷が47% 船価の高騰と船台の不足で34% 新造船の計画 1、2年のうちに計画は30% 代替船齢だが今は無理が39% 望ましい代替建造の船齢は 15〜16年が52%、17〜18年は48%に 6級海技士資格取得問題 短期の要請で安全航海が心配が43%を占める 他の要件の緩和もが33% 船員不足は起きているのか すでに船員は不足が94%とオペの感覚とは大きな開き 若年船員の確保策 待遇と居住環境の改善が50% 養成制度の改革・拡大とPRが39% 外国人船員の導入 今後とも絶対に反対が50% 条件つきでの導入は37% カポタージュ規制問題 規制は絶対に堅持が66% 暫定措置事業について 最終年度までの措置を評価が49% 不満足な結論とみるのは21% 今後の交付金申請動向 予断を許さないなどが53% 大幅に減少するは31%のみ 最終年度以降の新事業 検討すべき(35%)と必要なし(35%)が拮抗 当面は静観すべきは16%にとどまる ・「海と船と港の物語」(75) 征服という視点A |
【5面】 |
・オペレーターとオーナーからの意見集 船員問題や運賃・用船料の改善に意見が集中 ・内航総連、一般臨投の28隻を認定 ・九州運輸局などが荷主団体に労働条件の改善で要請 トラック運転者の過労運転や過重労働の防止などで |
【6面】 | ・内航総連の4月時点の燃料油高騰の運賃転嫁状況調査 荷主への運賃転嫁は66%に改善 転嫁率20%未満は4分の1を占める ケミカル船などの転嫁率が低い ・「有力オペレーターの経営戦略」 特殊タンク船運賃の改善で努力 辰巳商会副社長 奥林群司氏 ・内航総連の第11回内航海運における使用燃料油、潤滑油 に関する実態調査報告書 C重油の高比重・低粘度化の傾向が出現 新たな指標・規格の制定に向けて石油連盟と協議へ ・日本海事センター、7月24日に「今後のわが国の新海運政 策について」特別講演会を開催 慶応大学名誉教授の栗林忠男氏と国交省海事局長の春 成誠氏、一橋大学学長の杉山武彦氏が講演 ・国交省、7月20日に平成19年「海の日」海事関係功労者大 臣表彰式を開催 小比加恒久氏(東都海運社長)、中島基善氏(ナカシマプロ ペラ社長)ら233者が受賞 ・物流連の関西大学寄附講座でセンコーの物流施設などの見 学会を実施 学生、教職員など42名が参加 ・内航総連の7月期建造等申請状況(7月19日現在) 貨物船10隻、油送船11隻が申請 |