「内航海運新聞」ニューストピックス

平成20年(2008年)8月11日付 第2056号
【1・5面】 《アンケート調査》 内航主要荷主(鉄鋼・石油)運輸担当者に
 聞く
  
平成20年度の輸送量予測
   
鉄鋼、67%が増量予想
   石油、減少が100%を占める

  
現在の船腹需給状態
   
鉄鋼、バランスは良い
   石油、船型で過不足に

  
今後の必要とする船型
   
鉄鋼、499総トン型が75%
   石油、大型船型が67%

  
輸送の構造変化問題
   
鉄鋼、一極元請を評価
   石油、評価するは14%のみ

  
アライアンス状況
   
鉄鋼、67%が積極的に実施
   石油、共同輸送は33%

  
二次オペレーターの存在
   
鉄鋼、役割重要が67%
   石油、重要は33%のみ

  
内航海運の市場原理
   
鉄鋼、働いているは67%
   石油、働くかどうかは別問題と回答

  
内航船舶の老朽化への対応
   
8割が真摯に対応
    
油送船のほうが意欲高い
  
荷主側の協力問題
   
行政の主体でが64%
    
用船保証などは否定的
  
現在の運賃などについて
   
適正化されたは56%
    
船腹需給で左右するが33%
  
定期用船の優先条件
   まずは船員の安定確保

    
次いで企業基盤の確立
  
内航船員の不足問題
   
よく熟知しており懸念
    
若年船員の確保策を
  
船員のコスト上昇問題
   
理解して対応が56%
    
船主に委ねるも44%
  
ポスト暫定措置事業
   
債務は別途の方策で
    
新事業を容認するは20%
  
未返済債務の解決策は
   
国の責任でが73%
  
省エネルギーなどの環境問題
   
社会的責任を共有
    
全社が協働して対応
  
バンカーサーチャージ問題
   
元請と契約が全社
    
100%転嫁は89%
  
通常運賃への影響
   
何らかの影響が56%
    
完全分離が44%に
【2面】 《特集》 安全基準適合の大型タンカー「敬天丸」浜野海運と
 鉄道・運輸機構の共有船が竣工
  
運航は上野トランステック、建造は三浦造船所で昭和シェ
  ル石油の輸送を担う
   
昭和シェル石油の黒田達博流通業務部長、「確かな品質
   と安心」への対応に期待

    
安全航海、安全荷役の完遂を
   
上野トランステックの上野善社長、「安全」「品質」を最優
   先に期待大

    
時代の先取り最新鋭船を祝す
   
三浦造船所、テクノヤードの地位築く
    
今回の「敬天丸」で浜野海運の社船は10隻目の建造
【3面】 ・荷主アンケートでの意見集
・中国運輸局の6月の船員労働需給
  
有効求人数は294人、有効求人倍率は2.60倍
・関東地方船員対策協議会が7月26日に館山海上技術学校
 で講演
  
平成20年度マリンセミナーで
・神戸運輸監理部が7月29日に内航海運グループ化で懇談
 会を開催
  
グループ化のメリット・デメリットなどを議論
・国交省と経産省がグリーン物流パートナーシップ推進事業の
 普及事業で追加募集
・九州運輸局、8月25日に佐賀運輸支局でマリンワークin唐津
 「1日船員職安」を開催
・せとうち物流が8月末で福山/多度津航路を廃止へ
  
燃料油高騰と陸上との競合などで
・宇和島運輸が8月21日から三崎/別府航路を廃止へ
  
燃料油高騰などで
・「海と船と港の物語」(124)
 
 「海路と陸路」D
【4面】 《座談会》 来年度の重点課題()の3項目で船主連絡協議会
 の代表3氏が語る
  
平成20年度の用船料改善度
   
遅れをとった油送船業界
    
今年度は用船料未公開オーナーが増大
  
ミニ船主連絡協議会の開催趣旨
   
小田原照明氏、コストの上昇に荷主も理解を
   今吉篤氏、船員対策や船舶の老朽化で協議を
   内藤吉起氏、中央と地方船主の共通認識を構築

  
諸コスト上昇への取り組み
   
小田原氏、船員対策の前提は用船料の改善
   今吉氏、早期のコスト試算で新戦略を展開
   内藤氏、荷主もオペも船員の実態を知るべき

  
来年度の用船料改善への戦略
   
小田原氏、船員費見直しで訴える
   今吉氏、猶予はない船員問題と代替建造

   
内藤氏、オペレーターとの共通認識が必要
  
船員確保対策
   
求人票が出せる体制を望む
    
解決策は運賃・用船料の適正化
【5面】 ・全日本トラック協会が8月下旬に経営危機突破大会を開催
  
燃料油価格の高騰への対応で
・東海運の8月1日付人事異動
・日本殉職船員顕彰会が愛媛県美術館で絵画展
  
期間は8月19日から24日まで
【6面】 ・内航総連の上野会長らが燃料等高騰対策推進議員連盟の
 細田博之会長に陳情(8月7日)
  
燃料油価格高騰で抜本的・効果的な支援を求める
   
事業の継続は死活問題と訴える
・「鋼材値上がりにおののく造船業」
  
10月からさらに1万円の値上げ要請
   
今年度内だけで4万円の上昇か
・福田改造内閣で国土交通大臣に谷垣禎一氏が就任
  
副大臣には加納時男氏と金子恭之氏
・7月〜9月の日通総研短観見通し
  
内航コンテナ運賃は上昇傾向で推移
   
全体の荷動きは引き続き減速
・「反射板」 地方選手の声
  
新人船員を大量採用かつ育成で囲い込み政策の推進が
  肝要
・川崎近海汽船の4〜6月期連結業績
  
売上高121億9100万円、経常利益9億7300万円
・新和内航海運の4〜6月期連結業績
  
売上高44億7000万円、経常利益4000万円
・栗林商船の4〜6月期連結業績
  
売上高129億3000万円、経常利益9700万円
・内航総連、平成20年度上期交付金で11隻、9億7274万
 1150円の交付を決定
  
8月27日に支給の予定
・訃報 雑喉瑛子さん(船舶整備共有船主協会会長、全国海運
 組合連合会副会長の雑喉平三郎氏の妻)

 

今週の「内航海運新聞」広告スポンサー企業





山中造船 大晃機械工業 佐々木造船

 

エスケエ鉄工 松井鉄工所 萩原バルブ工業


祝 「敬天丸」 竣工

AISIN 上野トランステック 渦潮電機 NKMコーティングス

コンヒラ トキメック 南星機械 阪神内燃機工業

古野電気 三浦造船所 ムサシノ機器 ヤンマー