平成21年(2009年)2月23日付 第2083号 |
【1面】 | ・内航総連による緊急実態調査で急落状態の輸送量が判明 緊急不況対策の検討に動く 前年同月比で貨物船は20%減、油送船は10%減 鉄鋼40%減、原料17%減、ケミカル26%減 ・内航総連、2月18日の政策委員会で不況対策検討試案を 提示 5組合は試案をもとに検討に着手へ 1 暫定措置事業の活用 2 共同解撤事業の創設 3 共同係船事業の創設 4 引当資格有効期間の延長 ・全海運が緊急不況対策で4項目を内航総連に要望 1月期の交付金申請で3月に後期としての受付を求める 年2回の交付金申請を年4回になど ・鉄鋼元請オペレーターは安定船腹の圧縮策に転換か 金融不況の長期化を想定して決断 ・全内船が緊急不況対策への対応でアンケート調査 用船料の実態と今後の対応で ・「内航船舶貸渡業」が新規追加業種に指定 中小企業信用保険法の特定業種の指定で ・交政審海事分科会、2月16日に第4回船員部会を開催 平成21年度船員災害防止実施計画案を審議 船内労働安全衛生マネジメントシステムの普及へ |
【2面】 |
・船整協の雑喉会長が記者懇談会を開催(2月17日) 「より造りやすい共有船に」 景況悪化だが代替建造の促進を ・「反射板」 地方船主の声 後退してはならない船員問題 わが国の海上物流は止まる ・海保庁調べ、平成20年の海上環境関係法令違反は639件 船舶からの油などの排出は31%(196件)を占める ・近畿運輸局と近畿内航船員対策協議会、京都府立海洋高校 で「内航の現状と船員」について講演 ・大窯汽船が持ち株会社に移行(4月1日付) ・交政審の船員部会長の杉山雅洋氏が退任(3月12日付) 船員は海運と国家のインフラ ・川崎近海汽船の2009年3月期連結業績予想 売上高500億円、経常利益52億円を見込む ・兵機海運の2009年3月期連結業績予想を下方修正 売上高145億円、経常利益6000万円 当期純損失5000万円で無配に ・兵機海運が役員報酬を大幅減額 ・玉井商船の2008年4−12月期連結業績 売上高62億9300万円、経常利益19億6400万円 ・ウエストウッドシッピングが鈴与海運と提携を検討 ウィークリー東航サービス(北米向け輸出)の開始で ・カツムラの破産手続き開始が決定(2月4日) 負債総額は約1億6000万円 ・「わが社の新造船」 センコーの社船 749総トン型液化アンモニア船「扇凛丸」が就航 山中造船(愛媛)で1月30日に竣工 ・「海と船と港の物語」(148) 南極大陸の氷C |
【3面】 |
・《社内てい談》 過去の内航不況と金融危機不況、急がれる 減船対策への具体案(中) 戦後最大の不況に総力で対応を 従来型不況との違いが鮮明に 早急に不況度の論拠を示せ 総論賛成、各論反対、そんな状況ではない 国、荷主、業界での緊急対策を ・《資料》 暫定措置事業に係る船種別の認定状況 平成10年5月〜平成20年9月30日 |
【4面】 |
・鉄道・運輸機構の共有建造支援セミナーで光度船舶技術実 用化助成制度を説明 助成実績のある阪神内燃機工業、ヤンマー、MHIマリンエ ンジニアリングを紹介 取り組み中のナカシマプロペラと下関菱重エンジニアリン グの事業概要も紹介 ・国交省の伊藤海事局長が第5回海事立国フォーラムで講演 テーマは「わが国海事政策の針路〜アジアからの視点〜」 ・東京港振興促進協議会が第3次アクションプランを策定 今後の取り組み目標を明示した指針に ・海保庁、すべての海上標識のLED化が完了 2月14日の東京湾中ノ瀬西方第一号灯標のLED化で ・2月12日に釧路港ポートセミナーを開催 蝦名市長、釧路港は東北海道の中心的役割を担う ・全海運が2月4日に海上安全祈願祭と物故者慰霊祭を挙行 創立50周年記念事業の一環で琴平町の金刀比羅宮で |
【5面】 |
・港湾局の平成20年度第2次補正予算 船舶版アイドリングストップの実証実験で2億4000万円 函館、釧路、大阪、新居浜、北九州の5港で実施へ ・日本デジコムが船舶通信用メールソフト「Se@comm」を本 格的に販売開始 大幅な通信コストの削減が可能に ・外航船舶の建造は1000隻以上がキャンセル 韓国や中国の新興造船所を中心に相次ぐ ・造船用鋼材の値下げ圧力が強まる 4月に1万円、10月に3万円の値下げ方向か ・鉄道・運輸機構の共有スーパーエコシップ・499総トン型ケミ カルタンカー「第三ほうりん」が興亜産業で進水(2月13日) 船主は豊晃海運、オペレーターは上野トランステック 竣工は4月の予定 ・鉄道・運輸機構、「クルーズフェリー飛龍」の入札・開札は3月 10日に実施 ・東京トラックショーの企画説明会を2月27日に開催 午後2時からKKRホテル東京で ・トラック輸送懇談会が2月12日に創立35周年特別講演会を 開催 全ト協の豊田専務理事、最近のトラック運送業界をめぐる 状況 慶応大学の金子教授、世界的金融危機と今後のわが国の 動向 ・JR貨物の1月の輸送動向 コンテナは前年同月比14.2%減の150万4000トン 車扱も同8.9%減の105万9000トンに ・JR貨物が3月にダイヤ改正 新しい輸送サービスを実施へ ・全日本トラック協会のYouTube動画サイトにアクセスが殺到 1週間で10万回に迫る勢い ・タカハシと川崎臨港石材が民事再生手続きを申し立て 負債総額は両社で約31億3000万円 |
【6面】 |
・平成21年度運賃は据え置きの方向か 減船対策が実現しなければ運賃・用船料の下落は必至 ・全海運の不況対策緊急アンケート調査 3月9日締め切りで質問事項をまとめる ・鉄道・運輸機構、13隻のスーパーエコシップが建造契約済み 船種や船型がますます多様化 ・本紙にも地方船主からの声 「緊急対策は早期の実現を」 固定船腹の圧縮で返船は必至 ・船舶の係留場所はひっ迫状態 長期係船の場合は船員の離職者も ・船舶整備共有船主協会の賛助会員が33社から61社に 大半が造船所関係 正会員は5社増の358社 ・大型カーフェリー春闘、2月10日に協約専門委員会を開催 団体交渉は拒否、各社個別交渉を確認 ・海保庁の岩崎長官が2月18日に定例会見 4月25日、26日の両日に羽田沖で観閲式などを実施へ |