平成22年(2010年)1月4日付と11日付の合併(新年特集号) 第2126号 |
【1面】 | ・針路を明るい潮流に乗せよう 「歴史の転換期、新たな挑戦を」 減船で明るい展望を拓こう ・2010年を迎えるにあたって 変革には「協働」の精神で 日本内航海運組合総連合会会長 上野孝氏 |
【2〜4面】 | ・《座談会》 海事立国の礎を内航海運と築こう 海事振興連盟の衛藤征士郎会長、高木義明事務総長と内 航総連の上野孝会長が座談会 衛藤氏 新政権とともに新たな出発点に 海事産業の明確なメッセージを 高木氏、海の恩恵を広く国民に啓蒙へ 海事産業の地域経済発展に努力 上野氏、歴史ある海事振興連盟の実績に敬意を表する 海運への高い見識と意見に感激 国政からみた内航海運の役割と重要性 衛藤氏、国家存立の基盤をなす 高木氏、基幹物流の役割を担う 内航海運からの支援と要望は何か 上野氏、最大不況からの脱出支援 内航海運の税制面や治安問題に配慮を 衛藤氏、海運税制は内外統一で 高木氏、安全と環境で治安維持を 最大不況下での連盟の活動など 衛藤氏、経済成長への対策が先決 高木氏、無駄の排除で重点政策へ 上野氏、内航海運の現実に支援を 夢と希望が持てる業界に 衛藤氏、金融支援こそ再生の道 高木氏、海洋政策を主柱に克服を 上野氏、業界の力で暫定措置事業の完結努力 |
【5〜7面】 |
・《座談会》 逆モーダルシフト政策に危機感 RORO船業界代表(栗林宏吉・栗林商船社長、尾崎修一・ 近海郵船物流社長、森原明・川崎近海汽船社長)と座談会 現状の輸送動向について 栗林氏、雑貨輸送も直下型不況の影響 尾崎氏、一昨年上期との落差が増大 森原氏、地域経済の不振がたたる 鳩山政権の政策をどうみる 栗林氏、高速道路無料化には反対継続 尾崎氏、今後の新しい施策に期待 森原氏、総合的な交通体系の見直しが必要 地球温暖化対策税の導入問題について 栗林氏、5社で10億円の負担増に 森原氏、環境税の現実的な転嫁は無理 尾崎氏、暫定税率の廃止は不公平 燃料油価格の再上昇について 栗林氏、減収、競合のなかで最悪の状態 尾崎氏、競争力の平準化策を望む 森原氏、BAF完全再開は困難 航路再編や業務提携について 栗林氏、先が読めない現行政権 森原氏、総合的な交通体系の確立を フェリーとの総合対策で |
【8〜9面】 |
名刺広告 |
【10〜13面】 |
・《オペ100社、オーナー100社にアンケート調査》 内航海運 事業者と経営者意識で内航市況と重要課題を聞く(上) オペレーター調査結果 金融危機以降の影響度 減産による輸送需要の低迷 運賃・用船料の低下が28% 今次の金融不況をどうみる バブル崩壊以上で二番底を警戒 長期化せず一過性は14% 新政権での景気回復は 公共事業などの大幅削減で悪化 マニフェストの実行に疑問48% 景気回復はいつごろとみる 3〜4年後に回復が62% 長期と現政権では望めないが34% 高速道路無料化と暫定税率の廃止 内航・フェリーに多大な影響 逆モーダルシフトが進行 環境税の創設について 無理と反対が78% 実現に全力を尽くすべきが22% 平成21年度の輸送量見通し 前年度より大幅に減少が63% 多少増えると予想するのは8% 平成22年度の輸送量見通し 低位横ばいが53% 二桁以内の減少が続く22% 市況回復には何が必要か 需要に見合った減船が38% 業務提携や統合再編が30% 平成21年度の運賃改定は 値下げが53% 横ばいが42% 平成22年度の運賃改定交渉 値下げが心配46% 改善交渉は続けて行うが21% バンカーサーチャージの確保は 一部の転嫁で不満足が58% 制度確立で完全転嫁は19% 平成22年度の用船料は 横ばいで対応が52% できるだけ真摯に対応は30% 貴社の船腹需給について 船腹は現状程度は必要49% 過剰船腹で返船も考慮中が25% 現行の運賃などで代替建造は可能か 高船価でのコスト負担は無理で先送りが74% オーナーの経営判断とリスト覚悟で14% 代替建造が進まない理由 運賃・用船料の低下で不可能59% 船価高と造船所の減少でが19% 鉄道・運輸機構の代替建造促進事業 市況悪化で活用は無理が61% 省エネ化を図るために大いに活用したい11% 代替建造計画について 代替建造の必要性は認識35% 中長期計画で対応が29% 1〜2年後の代替建造計画は 1〜2隻が79% 3〜4隻が21% 代替建造の切り替え船齢 18〜20年が58% 20年以上が22% 支配下船の船員不足減少は 高齢化で1〜2年後を懸念が73% 深刻な状態で不足が15% 船員確保対策の現状 対応策の遅れが心配29% 船員への誘致に好機が27% |
【13〜14面】 | ・内航海運組合代表のあいさつ 総合的な交通体系の整備を 内航大型船輸送海運組合会長 栗林宏吉氏 新たな発想で邁進しよう 全国内航輸送海運組合会長 三木孝幸氏 過剰船処理が最大の課題に 全国海運組合連合会会長 小比加恒久氏 経営活動のレベルアップを 全日本内航船主海運組合課長 佐藤國臣氏 正念場の舵取りに最大の努力 全国内航タンカー海運組合会長 岩田誠氏 |
【14〜16面】 |
・関係団体の新年のあいさつ 半世紀のご支援に感謝、明日を担う建造促進へ 鉄道建設・運輸施設整備支援機構理事長 石川裕己氏 老朽船代替が喫緊の課題、共有建造制度の改良で 船舶整備共有船主協会会長 雑喉平三郎氏 厳しい経営環境が続く、安全・環境保全に努力 日本船主協会会長 宮原耕治氏 地域などの活性化の成就へ船員政策樹立に向けて 全日本海員組合組合長 藤澤洋二氏 地場産業の経済発展へ次世代人材の育成で 日本中小型造船工業会会長 石渡博氏 海運・造船の連携強化、造船市況の低迷を懸念 日本舶用工業会会長 赤阪全七氏 船員の安全・安心へ向けて不断の努力を 船員災害防止協会会長 菊池剛氏 航行安全と里海の美化、海難防止の普及高揚へ 日本海難防止協会会長 友國八郎氏 節目の第40回戦没・殉職船員の追悼式を迎える 日本殉職船員顕彰会会長 鈴木邦雄氏 |
【16面】 |
・日通総研の2010年度の貨物輸送見通し 輸送量は前年度比4%減の46億2000万トン 内航も10年連続の3億トン割れ2億9900万トン ・「年頭所感」 内航海運の持続的発展を願う 国土交通省海事局内航課長 蝦名邦晴氏 ・東京電力の石炭専用船の入札結果 1月中には決定の予定 万・国交省の1月の建設資材需要予測 セメントは前年同月比15%減の310万トン ・JFEスチール、倉敷の西日本製鉄所の第3高炉が2月中旬 から稼動へ 昨年10月からの改修工事の完了で |