平成22年(2010年)3月1日付 第2133号 |
【1面】 | ・「海事都市尾道」の活力で日本の元気を取り戻そう 海事振興連盟が尾道タウンミーティングを開催(2月20日) 海事産業の維持・発展で「尾道決議」を採択 ・中国地方海運組合連合会の藤井肇会長の要望 船舶と船員の高齢化対策を求める 維持・存続には適正な用船料を ・海事振興連盟の尾道決議 カボタージュ制度の堅持など ・内航総連、3月期解撤等交付金申請と3月期老齢船解撤等 交付金申請の受付を開始 |
【2面】 | ・尾道タウンミーティングでの各業界代表からの要望 日本中小型造船工業会の寺西勇副会長 老齢船の代替建造の促進を望む 造船技術者の育成に支援を 船舶整備共有船主協会の垰野廣文副会長 共有制度の存続・強化を求める 高度船舶安全管理システム船の普及を 中国旅客船協会連合会の弓場敏男会長・広島県旅客船協 会の仁田一郎会長 高速道路料金の新割引制度導入は壊滅的打撃 フェリー版エコポイントの創設を求める 弓削商船高等専門学校の落合敏邦校長 海洋基本法を海洋産業の振興に 少子化で学生の確保に不安 ・長妻厚労相が労働者派遣法改正で労働政策審議会に諮問 全日本トラック協会は繁忙期適用除外を要望 ・全日本海員組合が2月23日に記者会見 カボタージュ規制の緩和・撤廃には絶対反対 実施されれば内航海運の壊滅で組合員1万人が路頭に 迷う ・内航春闘、内航2団体が2月26日に海員組合に労働協約改 定要求書を手渡す 船主側は定昇の見送りを要望 ・鉄道・運輸機構が日本ガスライン749総トン型とスーパーエ コシップLPG船を共有建造へ 前畑造船で今年の10月に竣工予定 ・九州運輸局が大分運輸局を大分本庁社内に移転 |
【3面】 |
・《特別企画》 老齢船処理事業最後の3月期申請に期待集ま る 内航海運再生へのカギを握る 海外売船の需要は高まる 海外売船のこれまでと今後 老齢船処理事業最後の3月期解撤等交付金申請を開始 今年度通常の3月期解撤等交付金申請を開始 暫定措置事業10年間の海外売船の実績 平成21年の海外売船の実績は102隻が109か国へ 金融不安後の海外売船市況は下落傾向で推移 近年増え続けるバブル経済当時に建造された16年超船 海外・国内売船で実績豊富な有力企業 石川産業 イースタン・マリタイム 鶴洋商事 衆和産業 東京フレイティング パシフィックマリンエンタプライズ ファーイーストエンタープランズ 船なび 松本船舶商会 |
【4面】 |
・鉄鋼連盟の海外鉄鋼市場動向 各国とも粗鋼生産はプラスに ・鉄鋼連盟の2010年度の鉄鋼需要動向 造船の起工量は引き続き高水準に ・国交省の長安豊政務官、第3回国際コンテナ戦略港湾検討 委員会後に記者会見 選定港湾数は1〜2港 ・関東運輸局が2月17日にさいたま新都心合同庁舎で関東グ リーン物流パートナーシップ推進セミナーを開催 さらなる物流の低炭素化を ・岡山・香川両県知事が前原国交相に航路存続を要望 宇野/高松におけるフェリー航路の存続を要望 ・川崎近海汽船が「フェリーはちのへ」を代替建造へ 1万700総トン型に大型化、建造船価は約57億円 三菱重工業下関で2012年4月に竣工予定 ・日本港運協会の久保昌三会長が港湾の現状を「例え話」で 説明 2月12日に国際コンテナ港湾戦略検討委員会で ・関東地方整備局が鉄道による45フィート国際海上コンテナ 輸送の実証実験を実施(2月22日) 東京貨物ターミナル駅〜宇都宮貨物ターミナル駅間で ・日本内航運送取扱業海運組合の次期理事長に関東ロジスコ 社長の榎本淳衛氏が就任へ ・「わが社の新造船」 運航=旭タンカー、船主=東栄汽船 4999DW型油送船「和光丸」が就航 徳島県鳴門市の神例造船で竣工 |
【5面】 | ・船舶整備共有船主協会の雑喉平三郎会長が記者懇談会開 催 内航船の老朽化で鉄道・運輸機構の重要性は増す 環境問題などの社会的要請に対応を ・4月からの造船用鋼材価格交渉 大手造船は大幅な値下げを要求 鉄鋼メーカー側は逆に値上げの動き ・国交省、今国会に国際海上コンテナトレーラーの事故防止対 策で新法を 3月5日に提出の予定 ・IMOの第14回ばら積み液体・気体小委員会(BLG14)の開催 結果 排ガス脱硝装置(SCR)を備えたエンジンの認証方法ガイド ラインで議論 ・海事局が平成22年度船員災害防止実施計画を公表 新型インフルエンザ予防対策も重点化 ・海上保安庁、平成21年との海上環境関係法令違反は前年 比100件増の739件に 船舶からの違法排出も増加傾向 ・商船三井フェリーが大洗/苫小牧航路の就航25周年を記念 してキャンペーンを実施 乗船者に記念ポストカードをプレゼント ・川崎近海汽船の4月1日付組織変更、役員管掌・担当変更、 人事異動 ・中国運輸局と中国地方整備局が中国地方のバルク港湾の 今後を考えるフォーラムin周南を開催 徳山下松港のバルク戦略港湾へ強い意気込み ・全日本海員組合の藤澤洋二組合長がITFの第一副議長に立 候補 8月の世界大会で役員選挙 ・浪速タンカーの代表取締役副社長に福岡賢氏が就任 ・大型カーフェリー春闘、11社が定昇見送りを申し入れ 第1回交渉は3月4日、5日、9日に地方支部で ・港湾春闘の第2回団交、業側が労側の要求に逐条回答 次回交渉は3月16日 ・港湾荷役春闘の第2回交渉、業側はゼロ回答 次回交渉は未定 ・「海と船と港の物語」(192) 海の幸と中国の料理H |
【6面】 |
・内航正常化へのラストチャンス 老齢船処理事業による3月期申請の受付を開始 予備申請者の決断が注目される ・内航総連の影山理事長、予備申請事業者の計画通りの申請 に期待大 ・内航総連、日本船主協会、沖縄地方内航海運組合が2月22 日に国交省の三日月大造政務官に要望 沖縄県のカボタージュ規制の緩和要望に対して反対 ・国交省海事局、海上交通低炭素化促進事業の補助金交付 申請の受付を開始 申請は地方運輸局などに3月31日まで受付 内航旅客船および貨物船への低炭素化改造等事業で 40億円 既存船舶の低炭素化型中古船舶代替事業で10億円 3月の第2週から地方運輸局で説明会を開催へ ・海事局の小野芳清局長が記者懇談会で外航海運検討会に も言及 内航フィーダー網の充実も中心的なテーマに ・鉄道・運輸機構の平成21年度船主決定状況 内定・決定したものは19隻、3万3534総トン 機構分担額は約290億円で83%の消化率 ・海外売船市況、売買価格が大幅に下落 売り物の増加で需給バランスが崩れる ・太平洋セメントが土佐工場、大分工場佐伯プラント、秩父太 平洋セメント秩父工場の3工場を閉鎖へ 削減量は年間310万5000トンで全体の約2割に匹敵 セメント専用船の減船も本格化 |