「内航海運新聞」ニューストピックス

平成22年(2010年)3月15日付 第2135号
【1面】 ・沖縄県のカボタージュ規制緩和に反対表明
  
内航総連が3月10日に前原国交相に陳情
   
高速道路上限割引制度は影響大で配慮を求める
・内航総連と大型船組合、松野頼久内閣官房副長官に高速道
 路割引制度などで配慮を要望(3月5日)
  
特大車の上限額は3万円程度など
・沖縄航路輸送協議会が3月8日にカボタージュ規制緩和反対
 で陳情
  
民主党沖縄県総支部連合会と沖縄県に申し入れ
・内航総連の上野会長が3月11日の理事会後に会見
  
カボタージュ規制緩和要望と老齢船処理事業の申請低調
  で危機感
・内航総連の2月の元請オペレーター上位50社輸送実績調査
  
前々年同月比で貨物船は13%減、油送船も14%減
   
緩やかな回復をみせるも、ほぼ低位横ばいが続く
【2面】 ・海事振興連盟、3月5日に総会を開催し「フェリー、旅客船・
 内航海運産業の存続など海事・海洋に係る政策を求める」を
 決議を採択
  
政府に政策確立と実行を求める
・海事局の海上交通低炭素化促進事業の概要説明
  
申請から補助金交付までの手続きも
・国交省が3月9日に交政審の第37回港湾分科会を開催
  
6港の港湾計画について審議
   
木更津港は船舶の大型化などへの対応で港湾計画を改
   訂

・全内航、本年度も新たな賃金制度の導入を求める
  
春闘で基本的な考え方を説明
・大型カーフェリー春闘、有効期限は仮合意(3月4、5、9日)
  
休日買上げは次回交渉で協議
・港湾春闘、早くも交渉決裂(3月10日)
  
労側はスト準備に入る
・船内荷役春闘、労側は行動の自由を通告(3月10日)
  
長期の闘争体制を確認
・日本港運協会の久保昌三会長が3月10日に記者会見
  
内航フィーダー輸送業務に新規参入しやすい仕組みを
・「わが社の新造船」

  運航=鶴見サンマリン、船主=松山海運
   
5000キロ積み黒油タンカー「第十一松山丸」を伯方造船
   で建造
【3面】 《資料》 内航総連が「平成22年度の貨物船・油送船・曳船の
 内航海運暫定措置事業による建造等申請・解撤等交付金申
 請について」の募集要領を公表
  
1 平成22年度申請受付期間
  2 解撤等交付金交付申請関係
  3 建造等申請関係
  4 その他諸事項
・日本船主協会が「日本海運の現状」の小冊子を発行
・「海と船と港の物語」(193)
  
海の幸と中国の料理I
【4面】 ・国交省、「スーパー中枢港湾政策の総括と国際コンテナ戦略
 港湾の目指すべき姿」をとりまとめる(下)
  
国際ネットワークの一翼を日本側が担う
   
1 国際コンテナ戦略港湾の目的
   2 国際コンテナ戦略港湾の目指すべき位置づけと目標
   3 国際コンテナ戦略港湾の実現のための方策
   4 方策の実現に向けて
・日本舶用工業会がシップリサイクル関連で東京地区説明会
 を開催(2月22日)
  
条約発効は2012年を想定
   
日本海事協会材料・艤装部長の高野裕文氏
    
シップリサイクル条約におけるメーカーの役割
   日本海事協会企画部の芝宮義文氏
    
材料宣誓書および供給者適合宣言書の作成方法
   東京計器船舶港湾事業技術部第1技術課の板倉昇氏

    
シップリサイクルに対する東京計器の取り組み
【5面】 ・低炭素化促進事業は中小造船や関連機器業界も期待大
  
申請受付期間の延長を要望
・国交省、3月10日に交政審の第20回海事分科会を開催
  
造船業構造転換業務の平成22年度以降の納付金率は平
  成21年度と同様の0.25%
   
期間は収支相償うまで納付金率を維持
・造船用鋼材価格は値上がり必至
  
原料炭や鉄鉱石の大幅値上がりで
・海上保安庁による平成21年度の刑法犯の送致件数
  
前年比229件減の942件に
   
当て逃げ32件のうち25件を検挙
・日本舶用工業会のアクションプラン2010年版を発表
  
1 業界内外における交流・連携の促進
  2 人材確保・養成対策への積極的な取り組み
  3 安全・環境問題への積極的な貢献
  4 技術開発の活性化
   
新規助成事業は主機燃料油加熱システムなど3件
・交政審の港湾分科会、港湾局が国際コンテナ戦略港湾と国
 際バルク戦略港湾の検討状況を報告
  
コンテナ戦略港湾は6月ごろ、バルク戦略港湾は年末ごろ
  に選定へ
・JR貨物などが「高速道路の無料化および上限料金制度につ
 いて」国交相などに要望書提出
  
無料化や上限料金制度は見送りを改めて要望
・内航船舶輸送統計11月分
  
貨物船は10.6%減、油送船も1.5%減
・全国通運連盟が3月5日に第5回鉄道利用運送推進全国大
 会を開催
  
さらなるモーダルシフト促進に向けて大会決議
・商船三井フェリーが苫小牧/大洗航路で女性専用ルームを新
 設
・巨水海運が倒産、3月4日に2回目の不渡りで銀行取引停止
【6面】 ・関東運輸局が3月8日に2次補正予算による「海上交通低炭
 素化促進事業補助金説明会」を開催
  
公募期間が年度内までと短いとの声、4月以降に再公募の
  予定も
   
質疑応答では低炭素化改造等事業に集中
・羽田空港山砂納入安全協議会が3月5日に「羽田D滑走路
 山砂納入完了祝賀会」を開催
  
羽田空港のハブ港化で5本目の滑走路建設に期待
・国交省の蝦名邦晴内航課長が3月12日に低炭素化促進事
 業で説明
  
公募期間の延長を財務省と協議
   
3月末を目途に再公募日程などを公表へ
・内航総連の老齢船処理事業における3月期解撤等交付金申
 請状況
  
3月12日現在で40隻弱が申請
・太平洋セメントと宇部三菱セメントがそれぞれ7隻のセメント
 船を減船へ
  
セメントメーカーは需要激減で生産体制の見直しが急務
・国際海上コンテナトレーラーの事故防止にかかる法案が閣
 議決定(3月5日)
  
コンテナ内の貨物情報の伝達義務などを義務付け
・政府、高速道路料金の上限料金制度を先送りか
・内航総連理事会、1月期建造等申請を審査(3月11日)
  
13隻、8484総トン、2万4293対象トンを認定
   
差引建造等納付金額は5億5643万円に
・気がかりな事業仕分けの動向
  
予断を許さない鉄道・運輸機構の維持存続
・上野トランステックの名古屋営業所が移転

 

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