平成22年(2010年)3月29日付 第2137号 |
【1面】 | ・運賃・用船料の更改期が迫る 元請オペレーターは据え置きに期待 減船対策進まず暗雲状態 ・前原国交相、3月26日の会見で沖縄県のカボタージュ規制 緩和要望に対して一部輸送を認める(3月26日) 船舶法第3条に基づく国交大臣の特許として実施へ 自由貿易地区、特別自由貿易地域と本土との輸送 ・内航総連、上野会長が沖縄県のカボタージュ規制の緩和で 緊急会見 2地域と本土間の輸送に限定され、現状では内航海運業 に対する影響は比較的軽微 安易に沿岸特許を与えることには徹底して反対へ ・平成22年度予算が参院本会議で可決・成立 SESなどの建造促進で1億7000万円 ・内航総連、内航海運の取引適正化などの説明会を全国5か 所で開催へ 4月8日高松/9日日生/13日大分/19日神戸/22日東京 ・1〜3月期の内航燃料油価格が決着 A重油は4000円アップの6万4700円 C重油は1500円アップの5万450円に |
【2面】 | ・国交省海事局の蝦名邦晴内航課長が省エネ化促進調査事 業について省エネ推進セミナーで説明 省エネ運航で「選ばれる海運」に ・船員災害防止協会が3月24日に第3回安全衛生管理実務 担当者連絡協議会を開催 湯本宏専務理事、船員の職場においても安全・安心問題 はますます重要に ・国交省海事局、3月19日に日中韓海事政策対話を開催 シップリサイクル条約の早期発効に向けて鋭意取り組む ・全日本海員組合が4月から奨学金制度を創設 貸与月額は1万円、対象者は約8900人 ・全日本海員組合、最高裁の組合側の上告棄却を受け入れ 北山等・元中央執行委員の解雇問題 ・日本製紙連合会の2月の紙・板紙国内出荷動向 前年同月比6.2%増の205万4000トン 前々年同月比では15.7%減と低調が続く ・港湾春闘、3月26日に始業時から2時間の統一ストを実施 次回3月31日の第5回中央港湾団交で決着を図る ・「鉄道・運輸機構の造船業構造転換業務における納付金率 問題で想う」 建造需要の増加により早期に終了することを祈念 ・川崎近海汽船が期末配当を1株2円50銭から4円に増配 年間配当は6円50銭に ・鉄道・運輸機構が3月30日にRO型貨物船「フェリー海龍」の 一般競争入札を実施 松葉運輸の「松栄丸」と「松寿丸」も4月に実施 ・玉井商船が5万1300トン型ばら積み運搬船3隻を建造へ 子会社のT.S.セントラル社が大島造船所で ・全日本海員組合が船員税制改革に取り組む ・有村産業の債権者集会で一般競争入札状況を報告 クルーズフェリー飛龍21はマルエーフェリーに約11億円 クルーズフェリー飛龍はDBSクルーズフェリーに約7億円 フェリー海龍は最終的には不成立に |
【3面】 |
・3月10日に開催された交政審第20回海事分科会 当局からは船員と船舶の2つの高齢化対策で説明 内航海運対策について 内航海運の概要 内航を取り巻く課題 共有制度を活用した内航海運活性化の促進 内航海運老齢船処理事業の概要 船員に係る緊急雇用対策の概要 グループ化の推進による持続的な産業構造への変革 船員計画雇用促進等事業 地球温暖化問題への海運の積極的な取り組み 中小造船業対策について 内航船舶に関する技術革新の促進 SESの普及支援 内航船のモデル船型開発事業 高度船舶技術の実用化事業 ・《投稿》 内航船員の若年者雇用と養成対策を カボタージュ規制の堅持のためにも ・「海と船と港の物語」(195) 私的・地球温暖化考@ |
【4面】 |
・《特別寄稿》 「内航海運の現況と課題」で内航総連の調査企 画部長・広報室長の野口杉男氏が寄稿 T 内航業界の現況 1 リーマンショックの影響と対策 2 船腹需給の推移と見通し U 内航海運の課題 1 船舶および船員の少子高齢化について 2 環境対策とモーダルシフト 3 カボタージュ規制について 日本の経済上の安全保障 安全航行への危惧 日本国の有事、災害治安対策などの安全保障 ・日本ロジスティックスシステム協会が国際コンテナ輸送安全 確保法案の執行時における懸案事項をまとめる 先に国際貿易の円滑性と安全性の確保を両立させる道筋 の確認が必要だった ・大型カーフェリー春闘は期限内妥結へ |
【5面】 | ・国交省海事局が室蘭港で先進国型シップリサイクルシステム 構築でパイロット事業に着手 8月末までに解体実証工事を完了しマニュアルや新技術開 発報告書を完成へ ・日本舶用工業会のアクションプラン2011年(上) 1 業界内外における交流・連携の促進 業界内の交流・連携などの強化 ユーザー業界などとの交流・連携の促進 ユーザー業界などと連携した具体的な取り組み 2 人材確保・養成対策の推進 人材確保・養成対策への積極的な取り組み ・赤阪鐵工所と商船三井、舶用排気ガス脱塵処理装置を開発 排出PMの80%以上の除去を実証される ・海上保安庁の平成21年度海難の現況と対策 海上交通環境はますます複雑化傾向に 海難発生のリスクの増加で警鐘鳴らす ・日本舶用工業会、社会人教育講座「舶用実践英語」を終了 2009年11月から10回の通信教育を実施し、本年3月1 日に最終セミナーを開催 ・中国塗料、中国の連結子会社中塗化工の第2工場が竣工 船舶用塗料や工業用塗料、塗料用樹脂などを生産 ・造船技能開発センター 佐伯市で度第2回指導者育成セミナーを開催 対象は現場の班長、職長クラスの造船技能指導者 因島技術センターの安全体感施設が完工 ・日本舶用工業会がベトナムのハノイ市で開催された「ベトシッ プ2010」に参加(3月17日〜19日) 会員企業13社も出展 ・JR貨物の2月の輸送動向 コンテナは前年同月比9.9%増の162万6000トン 車扱も同9.8%増の99万トン ・全日本トラック協会の2010年度事業計画 適正運賃の確保と公正取引の実現など ・新来島どっくの4月1日付役員異動 ・国交省のトラック輸送適正取引相談ホットラインの運用が3 月31日に終了 ・海上災害防止センターが証明書料金を4月から改定 ・中国運輸局の鳥取運輸支局が3月19日にコンテナセミトレ ーラを対象に早朝街頭検査を実施 ・日本舶用期間整備協会の会合・行事予定 |
【6面】 |
・内航輸送海運組合がまとめた平成21年度上期の鉄鋼輸送 実績 輸送量は前年度同期比38.3%減の1520万トン 船腹量も同46隻減の414隻に ・暫定措置事業開始時から平成21年11月期までの建造量は 959隻、217万9680対象トン 免除船は1098隻、差引納付金額は730億9408万円 ・全海運、平成23年度税制改正要望をまとめる 船員の所得税・地方税の減免措置など ・日本船主協会の宮原耕治会長、カボタージュ規制は絶対に 堅持と会見で語る(3月24日) 沖縄で実現されれば各地に波及は必至 ・内航春闘は期限内最終交渉へ 全内航は3月30日に第4回交渉、31日に第5回交渉 内航2団体は3月31日に第5回交渉 ・石油製油所設備の縮小が相次ぐ 石油元請オペレーターは減船で対応 ・鉄道・運輸機構が3月25日に東京地区で平成22年度共有 建造支援セミナーを開催 199総トン以下の貨物船の建造要件を緩和 499総トン以下の加算金利も撤廃 |