平成22年(2010年)8月16日付 第2156号 |
【1面】 | ・経済産業省の総合資源エネルギー調査会総合部会がエネ ルギー基本計画を策定 2030年までにCO2排出量を1990年比で30%削減へ 船舶の省エネ化やモーダルシフトの推進などが盛られる ・日銀の企業サービス価格指数、内航海運貨物運賃のみが 15年間100を切った状態が続く ・国交省、国際コンテナ戦略港湾に阪神港と京浜港を選定 来年度の通常国会に港湾法の改正案を提出へ ・国交省、トップ人事を発令(8月10日) 事務次官には竹蔵誠氏、審議官には増田優一氏が就任 ・国交省海事局の8月10日付人事異動 海事局長に井出憲文氏、次長に福本啓二氏が就任 |
【2面】 | ・海上技術安全研究所が第1回業務運営の方向性に関する検 討委員会を開催 民間企業との役割分担の明確化へ 業務運営の抜本的改善に着手 ・内航総連の第12回内航海運における使用燃料油、潤滑油 に関する実態調査報告書 A重油で48隻(約14%)、C重油で123隻(約27%)に障 害が発生 ・ITFが8月6日にメキシコで世界大会を開催 全日本海員組合の藤澤洋二組合長が船員部会の第一副 議長に選出 船員の基本的権利の確立に全力を傾注 ・公正取引委員会が物流事業者約1万6000社に書面調査へ の協力を要請 荷主との取引の実態を把握するため ・日本港運協会の久保昌三会長が国際コンテナ戦略港湾の 選定結果でコメント 関係者は不退転の強い意志で取り組みを 港運業界は政府の本気度を見てみたい ・栗林商船の4〜6月期連結決算 売上高105億9300万円、経常損失1億6500万円 ・山九の4〜6月期連結決算 売上高891億2800万円、経常利益38億5900万円 ・日本通運の4〜6月期連結決算 売上高3985億5200万円、経常利益84億7800万円 ・第一中央汽船の4〜6月期連結決算 売上高328億9100万円、経常利益11億8400万円 ・青木マリーンの4〜6月期単独決算 売上高14億2900万円、経常利益1億1700万円 ・名港海運の4〜6月期連結決算 売上高130億6800万円、経常利益10億400万円 ・「海と船と港の物語」(210) 緑と青のカーボンC |
【3面】 |
・《座談会》 不透明な時代を迎えた「内航タンカー業界」 元請オペレーター3社代表に現状と課題を聞く 荷主の過剰設備と船腹過剰を危惧 旭タンカー社長 岩田 誠氏 鶴見サンマリン社長 広岡兼次氏 上野トランステック専務 澤木悦夫氏 平成21年度の輸送実績と船腹量 岩田氏、輸送量13%減で8隻を減船 広岡氏、黒油が21%減で3隻を減船 澤木氏、全体で約15%減少し10隻を減船 平成22年度の輸送見通しと船腹量 岩田氏、小型船を中心に4隻を減船へ 広岡氏、昨年度比6%減で代替建造により減船へ 澤木氏、約10%減で7隻を減船へ 今後の運賃をどうみているのか 環境が悪く厳しい、据え置きが精一杯では 用船料の改善をどう考えるのか 上げたいが改善は無理、船腹需給の改善後に対応へ 石油業界の過剰設備処理への対応 輸送量は設備削減より石油需要に左右 カボタージュ制度や暫定措置事業について 石油荷主業界は堅持で理解を示す |
【4〜6面】 |
・《社内てい談》 内航海運の存立基盤を揺るがせてはならな い 前途多難だが乗り越えよう 元請オペレーター50社の輸送実績でみた市況 8割強の回復も依然として鈍い動き 基礎データは建造計画に生かせ 現政権の政策が内航海運へ及ぼす影響 荷主産業の海外移転を懸念 内航海運の撤退で市場原理が機能か 不発に終った老齢船処理事業の要因 減船対策と維持対策で矛盾も 運賃などの改善は長期化か 暫定措置事業の早期解消への対応 唐突で不条理な閣議決定 収支相償うまで続ける以外に方策はない 暫定措置事業を振り返って 意義があった約1700隻の減船 建造低迷で未交付金の増大を懸念 カボタージュ制度と内航フィーダー船問題 カボタージュ制度は絶対に堅持 フィーダー船は暫定措置事業の対象に 内航海運事業者の意識改革を 事業者の基盤強化を望む 基金の創設で安定した組合運営を |
【6面】 | ・日本舶用工業会が第17回舶用技術フォーラムを開催 舶用分野でのICタグの活用を発表 ・商船三井内航が第7回安全協力会を開催 ・川崎近海汽船が個人投資家向け会社説明会を東京と大阪で 開催 ・高速道路の無料化実験の影響で鉄道貨物が海上に流れる ・東京計器が特別損失を計上 ・近畿運輸局がグリーン経営講習会 |
【7面】 | ・日本舶用工業会が舶用機器にかかるICタグを活用した情報 の共通利用報告書を作成 舶用機器への活用で情報共通へ ・地方小船工が内航船建造等懇談会を開催 中国運輸局の重田雅史次長が「海洋立国日本の復権」で 講演 各社からは手持ち工事量の話題に集中 ・国交省、グリーン物流パートナーシップ優良事業で募集開始 応募期限は9月3日まで ・神戸製鋼所の高砂製作所に1万トンプレスラインの増設工事 が完了 クランク軸などの大型舶用製品のほぼ全てが製造可能に ・ダイハツディーゼルの4〜6月期連結決算 売上高144億5200万円、経常利益12億1100万円 ・東京計器の4〜6月期連結決算 売上高81億3700万円、経常損失4億2000万円 ・日本無線の4〜6月期連結決算 売上高164億円、経常損失15億400万円 ・全日本造船機械労働組合の2010年度、2011年度活動方 針案 ・建設経済研究所、2011年度の名目建設投資は1.9%増 の40兆500億円と15年ぶりに増加の見通し ・電気化学工業が糸魚川市の青海工場にクロロプレンゴム専 用の大型自動定温倉庫を開設 海外向けコンテナの積み込み能力を向上 ・全日本トラック協会が交通基本法案でパブリックコメント 物の移動についても移動保障と支援措置を明確に位置づ けを ・物流連が第1回物流サービス内外価格差検討会を開催 ・船員災害防止協会、標語や体験記・意見の入選作品を決定 |
【8面】 |
・内航総連、第2回老齢船解撤等交付金申請で8月24日ごろ に55隻、11億5600万円を交付へ 2月に交付された34隻、8億873万7675円の交付船名 も公表 ・老齢船解撤等交付金で5隻が取り下げ累計で24隻に ・日通総研短観6月調査分、荷動きは回復するも先行き不透 明 内航コンテナの利用は2桁減 ・国交省、事業用エコカー補助金は申請受付を終了 内航の低炭素化促進事業はいまだ54%に消化率 ・国交省、国際コンテナ戦略港湾の選定で暫定措置事業の特 例を創設へ 内航フィーダー船の建造納付金にかかる特例措置で ・国交省、運輸安全パイロット事業で5社を選定 安全意識の向上にかかる運輸安全対策事業でイコーズが 選ばれる ・建設資源広域利用センター、8月9日から小名浜港向けの建 設発生土輸送を開始 広島港向け移送業務はダイユウ技研土木が落札 ・全日本船舶職員協会が創立80周年記念「全船協WEEK IN 帆船日本丸」を開催 展示会には約680名が参加 ・地方運輸局長人事異動(8月10日付) 北海道運輸局長に八鍬隆氏(前国土計画局計画官) 東北運輸局長に清谷伸吾氏(前自動車交通局技術安全部 技術企画課長) 北陸信越運輸局長に伊藤松博氏(前中部運輸局長) 中部運輸局長に森重俊也氏(前大臣官房審議官) 九州運輸局長に玉木良知氏(前鉄道局次長) |