「内航海運新聞」ニューストピックス

平成22年(2010年)10月25日付 第2165号
【1面】 ・船主連絡協議会、10月19日に博多で地方大会を開催
  
低用船料では諸課題の解決は困難
   
若年船員の育成には荷主・オペレーター・オーナーの三
   者で費用分担を

 
 平成22年度の貨物船の新造船船舶コストを試算
   
499総トン型で月額1404万1000円
   199総トン型で月額1003万1000円

・社説「民主党政権と内航海運の行方」(下)
  
産業構造の変化で輸送需要が減少
・内航総連の税制改正要望では民主党の部門別会議で3項目
 が残る
  
特別償却制度、買換え特例、内航フィーダーの固定資産税
  の減額措置
   
政府の税制調査会での審議動向に注目
・内航総連、11月建造等申請と解撤等交付金申請
  
11月1日から受付を開始
【2〜4面】 《座談会》 海事立国構築と内航問題、船員問題での政策課
 題について
  
輸送の確保、安全の確保には海事産業の振興が不可欠
   
座談会出席者
    
海事振興連盟 衛藤征士郎会長
    全日本海員組合 藤澤洋二組合長
    日本内航海運組合総連合会 上野孝会長

  
海事立国への志向と意義
   衛藤氏、海運は社会経済活動のインフラ
    
平成の坂の上の雲は海事産業
   藤澤氏、海洋基本法は船員政策と連動を
    
海で働く若者の確保・育成に全力
   上野氏、海洋基本法の精神に立ち戻り議論を

    内航海運の議論の方向性は間違っている
  国への政策提言と税制改正要望
   
上野氏、産業活動と国民生活の基幹的役割
    
厳しい経営下で税制改正に配慮を
   藤澤氏、船員労働の環境改善には税制改正を
    
内航海運産業などの存続と政策を求める
   衛藤氏、特別償却制度や買換え特例は死守の覚悟で

    
船員税制は海事振興連盟の鼎の軽重を問われる重大
    な問題

  
内航の存立基盤を揺るがす問題
   
上野氏、内航の生命線「カボタージュ制度」は絶対堅持
    
暫定措置事業の早期解消は真水の投入以外に困難
   藤澤氏、内航産業、船員、治安は崩壊必至
    
カボタージュ制度は国際的な制度
   衛藤氏、ITF船員部会でも制度堅持の主張を

    
暫定措置事業早期解消の閣議決定は拙速
  
夢が持てる内航・船員の姿像
   
衛藤氏、陸の職場も海の職場もイコールフッティングが大
   事
    
所得と税にインセンティブを
   藤澤氏、内航船員の新しい船員像を追及へ
    
突破口は船員税制の実現
   上野氏、モーダルシフトが内航海運の成長戦略に

    
現政権には整合性のある政策誘導を
【4面】 ・鉄道・運輸機構が10月18日付で金利改定
  
固定型と見直し型いずれも0.1%〜0.2%引下げ
・日本船員厚生協会の会長に宮原耕治氏が就任
・伊予銀行がシップファイナンス室を新設
・「海と船と港の物語」(219)
  
海のない国F
《資料》 内航元請オペレーター上位50社の輸送実績推移表
【5面】 ・鉄道・運輸機構のSES技術セミナーでジェネックの村田光明
 氏が講演
  
749総トン型SESセメント運搬船「海光丸」の運航状況な
  どを紹介
   
メリットや今後の課題、問題点などで
・海事振興連盟の衛藤征士郎会長らが10月8日に海技教育
 機構や清水海上技術短期大学校を視察
  
内航用練習船の建造予算確保に全力
・日本舶用工業会の寄附講座がスタート
  
東京海洋大学(10月7日)と神戸大学(10月5日)で開講
・国交省海事局、10月28日に「シップリサイクル室蘭パイロッ
 トモデル事業成果報告会」を開催
  
国内における大型船のリサイクルの促進で
・国交省海事局が10月14日に第4回フェリー大傾斜事故防
 止対策検討委員会を開催
  
乗組員に分かりやすい操船ガイドラインを作成へ
・古野電気の2010年3〜8月期連結業績
  
売上高370億8000万円、経常利益15億6000万円
・国交省が「コールドチェーンの効率化の推進調査に関する報
 告書」と「カートンケースの標準化推進マニュアル」を作成
  
低温物流の効率化の一環で
・矢野造船の新設の艤装岸壁が完成
  
長さを80メートルに伸ばし利便性が大幅にアップ
・福井県敦賀港の1〜9月期外貿コンテナ貨物取扱実績
  
実入りコンテナ取扱量は前年同期比68.2%増の9687T
  EUに
・名村造船所、連結後会社の函館どつく受注船の契約船価の
 減額を公表
  
7900DW型SESセメント運搬船1番船と2番船で
   
計画喫水における載貨重量トンが大幅に下回る
    
未起工の3番船、4番船については発注者と協議中
・日本船舶輸出組合がまとめた9月の輸出船契約実績
  
一般鋼船は前年同月比5隻減の30隻、同69万総トン減
  の107万総トン
   
9月末の輸出船手持ち工事量は1024隻、1002万総ト
   ンに

・JR貨物など7社、10月20日に国交相らに鉄道・運輸機構の
 特例業務勘定で要望
  
経営基盤の強化やモーダルシフトの促進などで活用を
・JR貨物の10〜12月の輸送対策
・日本長距離フェリー協会が鉄道貨物協会新潟支部で講義
・明石淡路フェリー(たこフェリー)が11月16日から運航休止
【6面】 ・鉄道・運輸機構、スーパーエコシップ技術セミナーで新形式の
 2軸型SES(CPP2軸船)を紹介
  
建造コストとメンテナンス費用の低減化を図る
   
船内設備の電化を進め燃費効率を下げる
・海事振興連盟の清水タウンミーティングで東海大学海洋学部
 の篠原正人教授が講演
 
 「海事における人材養成の課題について」
   
海事教育の国際化で外航、内航とも英語教育の浸透を
・内航総連の平成21年度循環資源の海上輸送実績
  
総輸送量は前年度比102%の1504万9400トンに
・内航輸送組合の自動車船部会がまとめた平成21年度自動
 車輸送実績
  
前年度比4.9%減の335万5000台
・全日本海員組合が10月27日に中央総決起集会を開催
  
船員税制の確立などを求めて海運ビルで
・馬淵澄夫国交相、鉄道・運輸機構の剰余金は関係省庁とも
 協議して対応へ
  
鉄道部門の特例業務勘定利益剰余金約1兆5000億円
・国交省の津川祥吾大臣政務官が10月21日に記者会見
  
鉄道・運輸機構の利益剰余金は国民のために使用したい
   
現時点では使途や返納額は未定
・海上保安庁の鈴木久泰長官が10月20日に定例会見
  
尖閣諸島事案には国内法に基づいて厳正に対応
・電力中央研究所、2010・2011年度の短期経済と販売電力
 量の予測を公表
  
2011年度は4年ぶりに9000キロワット/時台に回復か
・近畿内航船員対策協議会が10月8日にセイル・トレーニング
 を実施
  
大阪港に堺市立八下中学の生徒を招き大阪府の帆船「あ
  こがれ」を利用

 

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