平成23年(2011年)2月28日付 第2182号 |
【1面】 | ・原油価格の高騰で船社経営を大きく圧迫 運賃や燃料油価格変動調整金で完全転嫁を求める ・全日本海員組合、カボタージュ規制の堅持などで海事振興連 盟に陳情 狭水道航路の制限速度の見直しに反対 ・大畠章宏国交相、平成23年度の高速道路無料化社会実験 は「粛々と進める方針に変わりはない」 ・井手憲文海事局長が2月18日に記者懇談会を開催 カボタージュ制度は単にコスト面からだけで存廃は論じるこ とはできない ・内航総連、3月期解撤等交付金申請の3月22日締め切りで 受付を開始へ ・国交省港湾局、3月3日に「第3回日本海側拠点港の形成に 関する検討委員会」を開催 |
【2面】 | ・第4回内航海運代替建造対策検討会での「内航海運の将来 の方向性と代替建造促進策についての論点整理案」 具体的な施策検討は来年度に ・関東運輸局が2月23日にグリーン経営認証取得講習会を開 催 交通環境部の濱田英嗣次長が認証取得のメリットなどを示 す ・釧路市らが2月18日に「国際バルク戦略港湾指定を目指し て」釧路港利用拡大セミナーを開催 川崎近海汽船はRORO船「ほくれん丸」の利用メリットなど をPR ・鉄道・運輸機構と北星海運の共有船、4675総トン型SES一 般貨物船「北翔丸」が就航 2月21日に新高知重工で竣工 推進システムにタンデムハイブリッド方式を採用 ・栗林商船が2011年3月期連結決算を上方修正 売上高460億円、経常利益8億円 ・住友金属工業、日本初の厚鋼板輸送専用RORO船が就航 鹿島製鉄所と現代重工業蔚山造船所に投入 ・川崎近海汽船、4月1日付で組織変更と人事異動 ・《資料》 油送船の平成22年度船型別船舶経費 |
【3面】 | ・国交省の池口修次副大臣が会見(2月16日) 夜間大型車無料化社会実験は輸送コストの削減やドライ バーの労力軽減などにつながる 本四連絡橋に関してはフェリーへの支援を検討中 ・カボタージュ規制の見直しは地方各地で危機意識が高まる 海難事故が多発化し船主の破産・廃業は必至 ・全日本海員組合の平成23年度労働協約改定で要求書 4年連続でベア要求を見送る 年間臨時手当では前年支給額プラスαを要求 ・全日本港湾労働組合が3月31日に24時間ストを計画 3月30日の交渉次第で決行 ・全港湾、港湾法改正案は効率化追求で混乱を危惧 |
【4面】 |
・《特別連載》 内航海運事業経営論―岩本照男氏著 近代化の促進は現状維持からは何も生まれない(5) 第V章 各論 1 内航海運政策論 2 荷主別元請オペレーターの概要 3 平成20年代に惹起するであろう内航海運事業問題 への考察 ・JR貨物が鹿児島線(北九州・福岡間)鉄道貨物輸送力増強事 業で竣工式 ・「海と船と港の物語」(233) 海の生き物B |
【5面】 |
・日本船舶品質管理協会が船舶安全法関係規則の一部改正 とIMSBCコードの取入れなどで説明会を開催 2月18日に東京、23日は広島で 旅客船と150総トン以上の内航船などは船橋航海当直 警報装置(BNWAS)の搭載が義務づけへ ・山中造船、2月22日に品川埠頭で山中型次世代標準船「山 鋼丸」を一般公開 鉄道・運輸機構の先進二酸化炭素低減化船の1番船に認 定受ける ・四国運輸局が2月16日に徳島県阿南市で「海上労働条約発 効にかかる説明会」を開催 坂出市、今治市に次いで3回目の説明会に51名が参加 ・MHIマリンエンジニアリングの「フレンドフィン」が特許を取得 多種多様な船種に装備可能で6〜8%の推進性能向上に ・西日本地区小船工が3月18日に北九州市の小倉で懇談会 を開催 各社の現状などで情報交換 ・日本製紙連合会の1月の紙・板紙需給速報 国内出荷は前年同月比1.8%増の201万8000トン 新聞用紙の出荷は同0.2%減の26万7000トンに ・国交省の市村浩一郎大臣政務官、国際バルク戦略港湾の 選定は3月末までに 3月2日に第14回国際バルク戦略港湾を開催 ・日本船舶輸出組合、1月の輸出船契約実績は28隻、150 万総トン 輸出船手持ち工事量は985隻、4613万総トンに ・国交省の3月の主要建設資材需給予測 鋼材関係は需要不振が続く ・JR貨物の1月の輸送動向 コンテナ貨物は前年同月比0.2%減の153万1000トン と13か月ぶりに減少 ・大阪/宮崎航路の旅客フェリーが新燃岳の火山活動で利用 増加 |
【6面】 |
・船主連絡協議会の油送船部門、用船料の改善などでオペレ ーター9社を訪問 オペレーター側に代替建造の協力も求める ・「有力オペレーターの経営戦略」 安全運航の徹底などで生き残り策に取り組む 泉汽船社長 野村周士氏 ・大型船組合の正副会長が内航記者会と懇談会(2月22日) カボタージュ規制の堅持で活動 高速道路の無料化は交通基本法とも矛盾する ・鉄道・運輸機構の1月末時点での共有貨物船の申請・船主決 定状況 申請は26隻、約5万7000総トン 船主決定は22隻、4万418総トン ・日鐵物流が4月1日付で日鐵物流ロジスティックシステムズを 吸収合併 連結子会社の日物陸運関東と京葉Lサービスも統合し「日 物ロジ」に ・厚生労働省、定年後の継続雇用制度での特例は3月31日 で終了 |