平成23年(2011年)4月4日付 第2187号 |
【1面】 | ・内航海運代替建造対策検討会が3月31日に「代替建造促 進に向けた施策の方向性」を最終報告 資金管理計画として暫定措置事業の収支相償う期間(平成 35年度〜37年度)を推計 平成28年度以降の方向性も明示 検討にかかる経緯 暫定措置事業 資金管理計画 競争力の強化に向けた取り組み 環境適応型産業への転換 新たな需要構造への対応 今後の方向性 ・国交省海事局、平成22年度の船舶からのCO2削減技術開 発支援事業は全て23年度も実施へ ・平成23年度予算が成立(3月29日) 海上交通低炭素化等総合事業(5億5400万円)が実施の 運びに 内航用練習船の整備(4億5000万円)も着手へ ・全日本海員組合と内航2団体・全内航との内航春闘が3月 31日に妥結 年間臨時手当は昨年同率の年間35.8割に ・新日本近海汽船の社長に森美憲常務が就任 井本登志生社長は会長に |
【2面】 | ・《特集》 タンデムハイブリッド方式による初のSES一般貨物 船「北翔丸」が就航 北星海運と鉄道・運輸機構の共有船で電源開発の石炭火 力発電所に向けで安全・環境型輸送を実現 新来島どっくが契約し新高知重工で2月21日に竣工 北星海運の佐藤有造社長、燃費は20%以上改善 環境にやさしい経済的な船舶 |
【3面】 | ・3月23日の交政審・海事分科会で海事局も行政報告 内航課の蝦名邦晴課長は内航海運代替建造対策で報告 船舶産業課の今出秀則課長は造船業の国際競争力強化 で報告 ・被災地の重要港湾15港全てが一部利用可能に 内航船による緊急物資輸送もすでに開始 ・内航総連の外部委員会委員 |
【4面】 |
・関東/北海道航路は安全航海優先で内航貨物船は稼働率落 ち込む RORO船などは航海距離が延びて貨物が滞留 ・原発事故で外国船は日本への就航を敬遠 内航船はカボタージュ規制で活躍 ・IMOの第15回無線通信および捜索救助小委員会の審議結 果 e‐ナビゲーション戦略実施計画の策定向けて検討 ・日本旅客船協会がフェリー航路の復興のために東日本大震 災旅客航路復興対策本部を設置 ・国交省海事局と農水省、被災船舶の所有者情報の提供で関 係機関に事務連絡 ・厚労省、東日本大震災の被災企業に雇用調整助成金の利 用を促す ・全日本海員組合が被災地で支援活動を開始 中型イカ釣り船「幸雄丸」をチャーターして支援物資を輸送 ・日本港運協会が東北地方太平洋沖地震対策本部を設置 東日本大震災復興対策基金も設置 上組が5000万円を寄付 ・鶴見サンマリングループが日本赤十字社に義援金600万円 を寄付 ・政府の要請を受けて全日本トラック協会が緊急物資を被災 地に輸送 ・2010年の東京港取扱量 外貿コンテナ取扱個数は前年比12.3%増と過去最高の 382万TEUに 内貿貨物は同2%増の3236万トン ・青木マリーンの4月1日付役員異動 |
【5面】 |
・暫定措置事業開始から今年1月期までの建造申請量 13年間で1049隻が建造申請 免除船申請は1276隻に ・4月からの造船用鋼材価格、鉄鋼メーカーは2万円値上げと 強気 中小造船所は中国や韓国からの輸入に動くか ・国交省港湾局、コンテナ物流情報サービス(Colins)の提供 サービスの拡大などを図る ・中小企業庁、2011年度上半期のセーフティネット保証は全 業種82業種を対象に実施 東日本大震災に被災した中小企業者対策として資金面で 復旧支援 ・日本財団が3月29日の緊急記者会見で3つの支援策を打ち 出す 死者・行方不明者に5万円の弔慰金・見舞金を支給 漁船を失った漁民などに最大1億円の支援融資制度 NPO、ボランティアに100万円を限度に支援 ・関西地方国際物流戦略チームが早期の復旧・復興支援に取 り組む ・中国地方国際物流戦略チームが物流連絡ネットワークを設 置 被災者支援、復旧・復興対策に迅速かつ的確に対応 ・航海訓練所の「海王丸」の小名浜港での活動状況 3月21日から27日までの間に累計570名を受け入れ 「銀河丸」は20日から22日までの間で同216名を受け 入れ ・新来島どっくグループが2500万円相当の支援物資や義援 金を寄付 ・JR貨物、本州/北海道間の輸送で船舶による代行輸送を実 施 ・NKMコーティングスの社長に本田芳裕副社長が就任 関西ペイントグループで義援金3000万円を寄付 ・「海と船と港の物語」(238) 魚の予知能力@ |
【6面】 |
・未曾有の複合災害で内航海運業界は復興物資の輸送体制 を整備 高船齢船も使用継続に転換へ ・東日本大震災での海運各社の動向 ・船主連絡協議会の3月17日の会合は4月に延期 4月からの用船料の改善交渉は持ち越しか 大震災の復興輸送で秋口からの用船料改善に期待を寄 せる ・1〜3月期の内航燃料油価格交渉が決着 A重油は6700円アップの6万8900円 C重油は7500円アップの5万6350円 4〜6月期価格はさらに5〜6000円の値上げか ・国交省海事局、海技士国家試験の手続きなどは弾力的な対 応も 震災被害者は受験地の変更などが可能に ・セメント協会、セメント需要量は阪神・淡路大震災を上回る 早期の復興協力でメーカー各社はフル生産で対応 ・セメント協会の徳植桂冶会長、被災地域へのセメント供給は 全力を挙げて万全を期す ・国交省海事局、「がれき等」を運送する船舶で事務連絡 ・ホクレン農協、被災地の酪農家向けに家畜用飼料を輸送 全農物流の内航船を利用して約3300トンを供給 ・内航輸送組合の三木孝幸会長が復興を祈念しお見舞いの 言葉 ・全海運の小比加恒久会長が被災者に向けてお見舞いの言 葉 ・内航タンカー組合が日本赤十字社に義援金500万円を寄付 ・全内船が日本赤十字社に義援金200万円を寄付 ・全海運が日本赤十字社に義援金300万円を寄付 ・山九グループが日本赤十字社に義援金3000万円を寄付 ・日本船主協会が日本財団の東北地方太平洋沖地震支援基 金に500万円を寄付 |