平成24年(2012年)8月13日付 第2254号 |
【1面】 | ・貨物船市況は最悪状態、オペレーターの収益圧迫で用船料 下げも 停・係船や空船回航が目立つ ・社説「本紙調査で見えたオペ経営者意識」(中) 市況悪化で代替建造は躊躇状態 ・内航総連、平成23年度の内航輸送実績をまとめる 前年度比0.5%増加の4億200万トン・キロリットル 貨物船は同0.9%減の2億4700万トン 油送船は同2.8%増の1億5500万キロリットル ・海事局、8月8日に第9回ILO海事協議会を開催 海上労働条約の批准国は29か国に 早ければ来年には条約発効の見込み ・環境共創インニシアチブ(SII)のエネルギー合理化事業者支 援事業で平成24年度2次公募を開始 省エネに寄与する設備が補助対象で応募期限は8月24日 まで |
【2面】 | ・帝国データバンクの景気動向調査 国内景気は復興需要頼り 踊り場局面が長引く可能性も ・船員部会、乗組み制度の見直しで報告 機関部職員の2名配乗が可能に ・国交省、8月下旬以降に時期物流施策大綱の策定亭に向け て有識者会議を設置 今年度末を目途に提言を策定へ ・第一中央汽船の2012年4〜6月期連結決算 売上高366億800万円、経常損失59億800万円 ・飯野海運の2012年4〜6月期連結決算 売上高210億5600万円、経常損失1億2800万円 ・玉井商船の2012年4〜6月期連結決算 売上高18億900万円、経常損失1億1500万円 ・名港海運の2012年4〜6月期連結決算 売上高144億2600万円、経常利益13億9300万円 ・青木マリーンの2012年4〜6月期単独決算 売上高10億6900万円、経常損失6100万円 ・商船三井のフェリー・内航事業業績は大幅に改善 売上高128億円、経常損失は2億円 ・栗林商船が中間・通期業績を上方修正 のれん発生益の計上で ・神戸市と大阪市、阪神港の機能強化で政府に要望 内航フィーダー輸送網強化のための予算確保など ・兵庫県、内航コンテナ貨物助成事業で西日本内航フィーダー と日本触媒に助成実施 ・オーシャントランス、オーシャン東九フェリーの東京/徳島/北 九州航路開設40周年で割引キャンペーン マイカーを対象とした旅客運賃を割引 ・中国運輸局の6月の船員労働需給 有効求人数は232人、有効求人倍率は1.95倍 ・山縣記念財団が7月20日に2012年山縣勝見賞の贈呈式 を開催 著作賞に木村栄一氏、大谷孝一氏、落合誠一氏編の「海 上保険の理論と実務」 ・三菱化学物流の8月20日付人事異動 ・訃報 井原浩氏(ヤンマー取締役執行役員特機エンジン事業 本部長) ・「わが社の新造船」 日本塩回送の社船 299総トン型貨物船「しょうりゅう」が7月20日に波方造 船所で竣工 |
【3〜5面】 | ・《社内てい談》 平成28年度以降の暫定措置事業合意案と 円滑運営で 粛々と償還に向けて代替建造促進へ 合意案の実現と問題点などを検証 財務省の「改善点と方向性」をめぐって 無理難題の要請に戸惑う 強要すれば事業は崩壊も 事業目的の主体性を失う危険も 新規事業と代替建造の納付金単価一本化は無理 合意案への協調と課題をめぐって 円滑な運営には代替建造が命題 営業権なきあとは船主の基盤強化が不可欠 避けられない環境型船の建造 環境型基準は今後に持ち越す 毎年度の資金管理計画、年間100隻の建造を想定 終盤にはソフトランディングも 営業権喪失時の建造問題、長期用船保証が最重要に 今後は減価償却資産のみに 船齢構成からみた代替建造の見通し 船齢20年超えで大半が代替建造期に入る 海外売船の平均船齢の20年と連動 事業者の撤退と潜在的代替建造の見通し 年平均で190業者が減少へ 船腹調整以来、船舶の大型化が目立つ 期待される今後の建造船、油送船は5千〜6千キロ積船 貨物船は499総トン型を中心に建造か 代替建造対策検討会の4つの提言 競争力の強化、環境適応型産業など新たな需要構造も 厳しい 荷主と一体で環境が他産業への推進を 海外売船促進と売船国への支援 東南アジアへの内航活性化支援を 中長期的指標の必要性と税制支援 代替建造促進には適正船腹量の策定を 税制対策での支援も不可欠 わが国の景況と代替建造の相関関係 経済は内航海運に即刻リンク 中小造船業の建造能力と技術力 現状の建造能力は絶対に必要 |
【6面】 | ・経産省・資源エネルギー庁の平成24年6月の主要工業製品 統計速報 前年同月比で粗鋼3.5%、燃料油0.4%増 ・内航総連の平成24年度事業計画実施要領(上) ・経産省が6月の鉱工業生産等指数を公表 生産は0.1%減、出荷は1.5%減、在庫は1.4%減 ・製紙連合会がまとめた2012年1月〜6月の紙・板紙需給 生産・出荷ともに前年を下回り2年連続の減少に 生産は前年同期比0.5%減の1008万9000トン 出荷は同2.4%減の1278万5000トン ・伏木富山港臨港道路富山新港東西線が9月23日に開通 ・《資料》 平成23年度輸送実績(1号票集計)下期 ・「海と船と港の物語」(300) 喜三郎と花鳥F |
【7面】 | ・日本舶用工業会が実施する2012年度後期の人材確保・養 成事業 東京海洋大学と神戸大学で寄付講義などを開催へ ・鉄連がまとめた7〜9月期の需要産業動向 造船・電機機械を除き堅調に推移 ・港湾局がまとめたコンビナート港湾における地震・津波対策 物流機能維持の必要性も提起 ・日本舶用工業会、39名の舶用マイスターを認定 業界を支える優秀な技能者を広く社会にアピール ・海保庁、8月からスマートホン向けの大規模流出油関連情報 (ESI情報)を公開開始 ・海技研が7月22日に実施した研究施設の一般公開 過去最高の2606名が来場 ・日本舶用工業会、ブラジルの国際海事展ナバルショア2012 に参加 国交省と造船所2社とともに日本パビリオンを形成 ・阪神内燃機工業の2012年4〜6月期単独決算 売上高28億3200万円、経常利益2億6200万円 ・ダイハツディーゼルの2012年4〜6月期連結決算 売上高131億100万円、経常利益2億2700万円 ・近畿運輸局が8月2日、3日に第1回船舶用エンジン技術研 修会を実施 ダイハツディーゼルの協力で工業系高校教諭向けに ・内航総連の7月期船殻処理完了船 海外売船13隻を公表 ・大手・中手造船所の手持ち工事量は2年分を切る ・協同商船が本社事務所を移転 ・全日本トラック協会が2013年度税制改正で北海道・沖縄/ 本州間のフェリー利用に補助・助成を要望 ・訃報 佐々木和之氏(佐々木造船会長) |
【8面】 | ・内航総連が燃料油高騰の運転転嫁状況をまとめる 転嫁率は6ポイント上回る74%に ・「新社長にインタービュー」 船隊の若返りが重要な課題 室町海運社長 佐藤裕信氏 ・海事局、物流業における自然災害時の事業継続計画(BCP) 作成の推進で通達 8月10日に内航総連などの海事関係団体あてに ・SIIの平成24年度省エネ補助金の交付決定状況 海運関係で4件を採択 ・鉄鋼連盟がまとめた7〜9月期の鉄鋼需給動向 粗鋼生産は前期比0.6%増、前年同期比1.9%減の 2710万トン ・大阪府と大阪市、岩手県と震災がれきの受入れで基本合意 書に調印 約3万6000トンをコンテナ船で海上輸送 ・交通基本法案は旧盆明けに衆議院で審議入りか ・国交省、東北運輸局長に長谷川伸一氏が就任(8月1日付) |