平成25年(2013年)7月15日付 第2299号 |
【1面】 | ・国交省、「海事レポート2013〜全速前進、海国日本〜」を発 行(7月12日) 内航貨物輸送量は前年度比2.8%減の1749億トンキロ 内航船腹量は同1.9%減の5302隻、同1.8%減の 356万6000総トン 老朽船比率は3年連続で74%に ・国民の祝日「海の日」とその由来 海洋・海運“国民の理解”を深めよ ・内航総連の上野会長が会見(7月11日) 7月2日に平成28年度以降の暫定措置事業のあり方で内 航総連案を国交省に提示 海技教育財団が海上技術学校・短大の内航船員奨学生 枠を30名増やして募集を開始 |
【2〜3面】 | ・《座談会》 海洋施策に向けた内航業界の挑戦 「海洋基本計画の評価と意義について」 衛藤征士郎氏(海事振興連盟会長)と上野孝氏(内航総連 会長)にきく 海洋基本計画の評価と意義 衛藤会長、内航総連の要望実現でひと安心 今後も構造改革に向けてバックアップ 上野会長、カボタージュ維持は画期的な成果 衛藤先生方のご理解とご支援に感謝 海事振興連盟が目指す政策・事業の連動性 衛藤会長、海洋産業の振興と健全な発展 海運・造船などの経営基盤の強化を支援 上野会長、衛藤先生は船舶法制定時の陸奥宗光 カボタージュ制度問題 TPPやRCEPなどで予断を許せない情勢 絶対堅持を貫き通したい 今後の具体策への期待と業界の責務 衛藤会長、経済成長を目標に内航問題に対応 税制支援などを使命感と責任感で 上野会長、カボタージュ堅持には船員確保が大前提 船員対策で「5本の矢」に取り組む |
【4〜5面】 | ・《寄稿》 海洋基本計画にみるカボタージュ規制とグループ化 「海洋基本計画と内航海運」で流通科学大学の森隆行教 授が寄稿 安心して働ける環境につなげる 1 はじめに 2 内航海運の役割 3 内航海運業界の特性と課題 4 内航海運における船舶管理会社の活用と船舶管理 市場形成の必要性 5 カボタージュ制度の意味とその必要性 6 まとめ |
【6、7、10面】 | ・《オペ100社にアンケート調査》 内航海運事業者の経営者 意識「内航市況と重要課題をきく」 (上) アベノミクスと今後の景気見通し 自民党安倍政権を高く評価が53% 現段階ではどちらともが47% 経済成長政策と景気対策の評価 金融緩和策と公共事業復活が38% マイナス要因での燃料油の高騰が25% 消費税増税をどうみているのか 増税は避けられないが大勢の63% 経済要件で実施は困難が17% 消費税増税の経営への影響 元運賃の値下げを心配48% 燃料油の運賃への転嫁問題 完全転嫁に届かず経営圧迫が56% バンカーサーチャージ制度確立で影響なし17% 委託船などへの配慮は 運賃への配慮は34% 今後の内航市況をどうみる 復興需要の遅れで早期回復は無理が53% 過剰船腹構造で望めずが33% 内航市況の回復はいつごろか 中長期に望めずが38%、今年10月ごろからが17% 海洋基本計画の評価 現段階では具体策が見えず評価は無理 カボタージュ堅持の明記で高評価も 船舶・船員の高齢化への対応 現行運賃では新規建造は無理57% 先が読めず建造は様子見が25% 定期用船の船齢基準は 船齢基準はある42%、考えていないが37% 代替建造促進への対策は 適正な運賃・用船料の確保が34% 積荷・用船保証の確立が18% 建造保証の要件などは 船員の確保力が70% 代替建造への要望 良質な船員確保力46%、次いで省エネ化の対応38% 今後の代替建造の計画 中長期的な建造計画はある50% 必要性を感じるが現状では無理が14% 代替建造の船齢は10年以上が48% 船員不足問題と船員対策 68%が3〜5年以内にXデーがくる 現在も深刻な不足状態30% 船員の求人にどのような対応をしているのか 旧海員学校卒業生の採用が43% 即戦力となる職安からは20% |
【11面】 | ・《寄稿・日本鉄鋼連盟》 鉄鋼需要の現状と内航輸送 粗鋼生産0.8%微増も3年連続で1億トンを維持 平成24年度の鉄鋼需要の現状 粗鋼生産は1億730万トンに 鉄鋼業における国内物流の現状 |
【12面】 | ・《寄稿・石油連盟》 燃料油需要実績と5か年の見通し 記録的猛暑と電力向け需要により3年連続で増加を達成 2012年度の燃料油需要実績は1億9752万キロリット ル 2013〜2017年度の石油製品需要見通し |
【13面】 | ・《寄稿》 中小造船業の現状と課題で柿島勝公認会計士 2014年問題を乗り切るも厳しさは続く 再編に揺れた大手造船所 中手造船所の受注状況 問題を抱える中型造船所 受注残が少ない内航造船所 「ガンバル漁業」で順調の漁船造船 回収に苦労する修繕造船所 |
【14面】 | ・海の日を祝し各団体があいさつ 海に感謝し、新しい価値を創造へ 日本中小型造船工業会会長 檜垣清隆氏 環境対策・物流効率化で代替建造を推進 鉄道・運輸機構理事長 石川裕己氏 海事クラスター形成の海事産業へ 日本舶用工業会会長 中島基善氏 海洋の安全確保と優秀な船員確保 全日本海員組合副組合長 森田保己氏 |
【15面】 | ・海事局、天然ガス燃料船の普及促進で総合対策をとりまとめ 普及に向けた環境が整備され、今後は実船の建造に期待 ・国交省、国際海上コンテナの陸上における安全輸送で通達 ガイドラインとマニュアルの周知を図る ・交政審港湾分科会、港湾法改正に伴う基本方針変更で諮問 11月答申、12月告示の予定 ・日本長距離フェリー協会が7月8日に第1回通常総会を開催 会長に新日本海フェリーの入谷泰生社長を選出 ・日本船主協会と九州地区船員対策協議会が7月3日に人材 確保・育成で懇談会開催 船員教育機関と海運事業者が意見交換 ・国交省らが7月9日に第6回海洋立国推進功労者表彰式を 開催 内閣総理大臣賞に日本財団ら4名・3団体が受賞 ・日本舶用工業会が7月3日にミャンマー内陸水運公社と懇談 会を開催 今後もミャンマーとの関係を密に ・中国運輸局がまとめた3月の新造船受注量 契約ベースでは前年同月比5.0%減の40万2767総トン だが、前月比では3356.4%増と驚異的な増加に ・室町海運の6月26日付役員異動 ・栗林商船の6月27日付役員異動 ・室町海運が7月1日付で組織改正 ・栗林商船が仙台営業所を開設し石巻出張所を閉鎖 ・三光汽船のスポンサーに海外企業と交渉 ・新日鉄住金は中山製鋼所の主要株主に該当せず |
【16面】 | ・日本海事センターが実施した海に関する国民意識調査結果 海の職業認知度で「船員」は3位の70.2% ・内航総連理事会、7月11日に平成25年5月期建造等申請 を審査 貨物船33隻、8万1906対象トンを認定 差引納付金額は23億8813万円に ・内航総連の6月の内航元請オペレーター50社の輸送実績 貨物船は前年同月比5%増の1757万1000トン 油送船は同7%減の995万8000キロリットル ・国交省の梶山副大臣が第1回国際コンテナ戦略港湾政策推 進委員会後に記者会見(7月10日) 8月末の中間とりまとめで来年度の概算要求に反映を ・航海訓練所、7月25日に三井造船玉野事業所で内航用練 習船「大成丸」代船の進水式を挙行 皇太子殿下がご臨席に ・日本砕石協会がまとめた2012年の砕石需給動向 復興対応の出荷増で1億7408万6000トンに ・海保庁が7月16日〜31日まで全国海難防止強調運動を実 施 見張りの徹底などが重点事項 ・鉄道・運輸機構が10日付で金利を一部改定 ・訃報 毛利盟氏(もうり・ちかい=元川崎近海汽船社長、元川 崎汽船専務) |